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点線のスリル 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2014/12/01 |
JAN | 9784122060555 |
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点線のスリル
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
主人公の身の上は私から見れば厳しい。 しかし、その賢さと勇気によって身を守ってきた主人公の強さが、この物語を読んでいる私の不安定な気持ちを支えた。 小学生のときに、先生に「強くあること、優しくあること」の両方を目指すように説かれたことを今も覚えている。 もう成人した私がまだでき...
主人公の身の上は私から見れば厳しい。 しかし、その賢さと勇気によって身を守ってきた主人公の強さが、この物語を読んでいる私の不安定な気持ちを支えた。 小学生のときに、先生に「強くあること、優しくあること」の両方を目指すように説かれたことを今も覚えている。 もう成人した私がまだできていないことを、この主人公はそれを自分のものにしていることが眩しい。 その強さや優しさは、本人の元々の気質もあると思うが、何より主人公が預けられた施設の長や、スタッフの支えの賜物ではないだろうか。 それがはっきりと知れるのは、施設を去る主人公に施設長がかけた言葉からうかがえる、芯からの優しさだと思う。 いい話を読めたし、読み応えもあった。 何より、真相が二転三転するのが面白かった。 描写は静かで派手さはないのに、内容を追うとかなり動きがあるのも面白かった! それでいて、一人の賢くてかっこいい少年が自分の過去と未来を取り戻していく過程が楽しかった。
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2歳で捨てられ施設で育った文人。ある時、アルツハイマーの老女と出会い、彼女のルーツを探ることになる。 序盤はちょっと厨二病くさい感じで、ちょっと読み飛ばし。途中から結末が見えてきたんだけど、それでも最後は何だか泣きそうになった。 どんな状態だとしても、生きていることを喜んでく...
2歳で捨てられ施設で育った文人。ある時、アルツハイマーの老女と出会い、彼女のルーツを探ることになる。 序盤はちょっと厨二病くさい感じで、ちょっと読み飛ばし。途中から結末が見えてきたんだけど、それでも最後は何だか泣きそうになった。 どんな状態だとしても、生きていることを喜んでくれる家族がいるっていいな。
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