王の華嫁 政略婚の愛に濡れて シフォン文庫

京極れな(著者), 鳩屋ユカリ

• 販売会社／発売会社: 集英社
• 発売年月日: 2014/12/01
• JAN: 9784086700696

商品レビュー

2015/07/05

医学に長けたヒロインがヒーローを助けたり、敵国の秘密を盗み出したりするお話。ヒロインが賢すぎると恋愛要素が活躍譚で霞んでしまうな。

2015/06/05

政略結婚で嫁いだ翠玲が初夜に父の仇の耀成を殺そうとして失敗。逆に媚薬を盛られて純潔を奪われるってところまではよくある設定なんですけど、翠玲のその後の行動が耀成に好ましく映ったようで、すぐにお互いに惹かれていってます。

ちょっと気になったのは、毒針を髪に仕込んでるシーンが多いんですけど、それって誤って自分を刺したりしないのかなぁって。

翠玲は王女なのに医術に長けていて、その設定が生きてるシーンが多くありますけど、最後のお医者さんごっこは余計かなぁ。どうも周りに人がいる状態でコトに及ぼうとするヒーローは私的には×みたいです。

2015/02/10

この人の小説はかなり描写がハードすぎるほどなのですが、今回はそれだけでなく、ヒーローヒロインの純愛がメインで、胸を打ちます。
更に王と王妃、政略結婚で結ばれつつも、互いに国のためを思い、国を救うためには生命すら賭けるというそのひたむきな信念が全面に強く打ち出されて描かれています。
いつもの背徳的な恋だとか関係だとかが官能的に描かれているというこの人の作品とは全然違う。
そこが評価の高い理由ではないかと、私も感じました。
やっぱり、私もこういう方が良いなと思いました。
背徳的な恋―、ドキドキはしますが、
読んでいて、あまり気分の良いものではありません。
こういう真っすぐな方が好まれるんでしょうね。