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なぜ関西のローカル大学「近大」が、志願者数日本一になったのか
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2014/11/27 |
JAN | 9784334978020 |
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商品レビュー
3.8
21件のお客様レビュー
18歳人工が2018年から減少に転じる、いわゆる「2018年問題」。来るべく少子化高齢化社会に、近大はどんな対応策を練っているのだろうか?
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近代マグロでおなじみの産近甲龍の一角、近畿大学の最近の躍進ぶりの裏側を描いている。やはり広報部門に極めて優秀な人材がそろい(といっても一人のカリスマが引っ張っている)、そのアイデアをバックアップする理事会側の体制がなければ成功しなかったであろう。 文中でも触れられているが、ちょっ...
近代マグロでおなじみの産近甲龍の一角、近畿大学の最近の躍進ぶりの裏側を描いている。やはり広報部門に極めて優秀な人材がそろい(といっても一人のカリスマが引っ張っている)、そのアイデアをバックアップする理事会側の体制がなければ成功しなかったであろう。 文中でも触れられているが、ちょっと前までは男臭く野暮ったい大学で、憧れの対象ではなかった。かといってFラン大学でもなかったので中途半端であった。「超近代プロジェクト」と銘打ったプロジェクトには400億の資金が注入されたとしている。マンモス大学であっても、その金額を広報戦略につぎ込むことはかなりの冒険であったはずである。 近畿圏に付属の小学校を開講させて、エスカレーター式に学生を取り込もうとしている。少子化が待った無しであり、これから弱肉強食の時代がやってくることは間違いがない。近大のブランドがあれば、冒険しなくともある程度の学生集めはできるであろう。ただ、下り坂になった途端、再び戻ることは現実にはできない、だからこそ先行投資の意味があるのであろう。 とはいっても、東大を頂点とする学歴は今後崩れることはないだろう。現状の地位を維持するだけで精一杯かもしれない。それでもこれだけ力を入れるのはなぜだろう。 学生募集に対策を打つがこれといった効果のない大学は、おしなべて戦略に一貫性がなく、コンサルに言われた最低限のことをいやいややっている。それが学生にはお見通しで、だんだんと志願者数の減少となり、目的のない死んだような学生が集まることになる。そんな学生を見た将来の大学生(高校生)が、受験を取りやめる。負のスパイラルである。
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派手な入学式は不本意入学者にここで頑張ろうと決意させるため。中退につながれば、大学経営にとっても打撃が大きい。
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