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全国妖怪事典 講談社学術文庫
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全国妖怪事典 講談社学術文庫

千葉幹夫(編者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2014/12/01
JAN 9784062922708

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商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2022/11/30

絵のない妖怪辞典なんて面白いの?と思ったが、それは絵=鑑賞するものにしては本質が変わってしまう。 言い伝え、伝聞をなるべくそのままの意味に伝わるようにまとめられている。 河童は全国にほぼ必ずいるが、地域によって性質が違う。人を殺そうとして反撃すると反省するもの/逆恨みで害をなすも...

絵のない妖怪辞典なんて面白いの?と思ったが、それは絵=鑑賞するものにしては本質が変わってしまう。 言い伝え、伝聞をなるべくそのままの意味に伝わるようにまとめられている。 河童は全国にほぼ必ずいるが、地域によって性質が違う。人を殺そうとして反撃すると反省するもの/逆恨みで害をなすもの、逆に畑仕事や魚釣りを手伝ってくれるもの、人と子を成すものだいたい大きく3種類くらいに分類できると思う。性質がこれだけ違え見た目もきっと違う。絵で見てしまうと一つのイメージに限定されてしまうけれど、そうではなくて、説明のつかない現象を説明するものとしての存在だとすれば、そこに絵があってはいけないのだ。 とにかく絵がないからこそ、文章で想像し考えながら読む本書はかなり刺激的で一気に読んでしまった。 河童、小豆洗い、入道はわりと全国的にいる。山間では天狗が多い。 あと、大好きな作家の三津田信三先生の怖い話に名前を一声しか呼ばないのは人ではないってのがあったけど、「ヒトコエヨビ」というのがいくつかの県の章で紹介されてて胸熱。 あと静岡県富士市には「鬼ヶ島」と呼ばれる田んぼがあるらしい。

Posted by ブクログ

2021/07/31

舟幽霊と河童は全国にわたり伝えられている。 舟幽霊に底の抜けた柄杓を渡すという行為は全国に共通だが、なんらかの意味を持つのだろうか。

Posted by ブクログ

2015/03/28

・千葉幹夫編「全国妖怪事典」(講談社学術文庫)は、 帯によれば「本邦初の本格的妖怪事典」である。谷川健一の「序」にも「本書は柳田國男以来の妖怪研究の伝統を踏まえた、本格的な、また正統的な最初の妖怪事典」(5頁)とある。意外に思ふのだが、水木しげるなどはその著作で多くの妖怪を採り上...

・千葉幹夫編「全国妖怪事典」(講談社学術文庫)は、 帯によれば「本邦初の本格的妖怪事典」である。谷川健一の「序」にも「本書は柳田國男以来の妖怪研究の伝統を踏まえた、本格的な、また正統的な最初の妖怪事典」(5頁)とある。意外に思ふのだが、水木しげるなどはその著作で多くの妖怪を採り上げてはゐても、それらは決して事典ではなかつた。小松和彦も妖怪のデータベースを作つてはゐても、それを事典まで発展させてはゐなかつた。だから、本書が本邦初の妖怪事典といふことになつてくるのであらう。と言つて も、本書の元版は'95年刊である。20年前にはデータベースもなかつたはずだから、蓋し、本書は本邦初といふにふさはしい偉業であつたのであらう。本書は県別、五十音順の事典である。最後に妖怪索引があるが、ここに県名はない。そして最も重要な点、本書には挿絵がない。妖怪の姿は全く本書に登場しない。 本文の説明だけでは正に隔靴掻痒の感ありである。例へばカッパと言つても、私などはステロタイプの姿しか知らないのだが、それに外れるカッパもゐるはずである。カッパは単なるカッパではなく、それこそ地方色豊かなカッパが存在するはずである。それが一切姿を見せない。読者は想像するだけである。想像力が豊かすぎて別の姿を見る可能性もある。そんなことにならぬやうに、すべてでなくとも、たとへ一部なりともその姿を載せてほしかつたと思ふ。それが事典の果たすべき役割ではないか。本邦初とはいへ、これは非常に残念な点である。 ・さうして、実際に本書を見る。試みにまづは愛知県である。もちろん私の住む県だからである。他意はない。たいした妖怪はゐないであらうとの考へもあるから、是非とも確認したいのである。愛知県は中部地方の最後にある。オクリビなる妖怪から始まる。これは三河の宝飯郡の妖怪で、「火の怪。送り 火。宝飯郡一宮村八名井と江島との堺に出る怪。云々」(141頁)。「宝飯郡伝説集」によるといふ。これはイメージすると言つても送り火の怪ではなかなか うまくいかない。次はオトラギツネ、これは合戦の「流れ弾で左の目を失った。(中略)狩人に撃たれて片目片足となった。」(同前)といふ狐の妖怪であるか ら、まだイメージし易い。3番目のカタアシジョウロウは「山の怪。片脚上臈。」(同前)ださうであるから、女の妖怪であらうと見当はつく。ただし、「狩人の獲物を奪う。また山に紙緒の草履をはいていけば、必ず片方を取られるともいった。」(142頁)とあるから、名前の由来は分かるものの、私には具体的な 姿をイメージすることはほとんどできない。かういふのがかなりある。日間賀島のカワコゾウはその説明からするとカッパの異名であらうか。だとしたら海だから姿が違ふのかどうか。名古屋のカンタロウビには「二つの火が同時に出る。」(143頁)とある。所謂火の玉の如きものなのであらうか。よく分からない。 かういふ妖怪がゐるからこそ、挿絵をつけてその姿をある程度見せてほしいと思ふのである。こんなのもある。現在の東栄町本郷のザシキコゾウ、これはザシキワラシトと同じ妖怪であるらしい。例へば青森県のその項の説明とよく似た内容である。県別でなく大項目の妖怪別にでもすれば、似たものは一括りでまとめて記述されるはずであるから、かういふ時は見つけ易いし、比較し易い。県別だとそのあたりが分かりにくい。索引の工夫で同種の妖怪を見つけ易くもできようが、索引が煩雑になり、その分、引きにくくなりさうな気もする。……などと書いてゐると、結局、私は今後も本書を愛用するが、決して使ひ易い事典とは思ないのであつた。

Posted by ブクログ

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