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ア・ソング・フォー・ユー 花咲慎一郎シリーズ 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2014/12/01 |
JAN | 9784062767507 |
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ア・ソング・フォー・ユー
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商品レビュー
4
8件のお客様レビュー
シリーズ第4弾です。 懐かしい歌謡曲の響きになぞらえた4つの中編。今回もお話は、いろいろ繋がっています。 ブルーライト・ヨコハマ アカシアの雨 プレイバックPART3 骨まで愛して こうしてシリーズ続けて読んでいると、すっかり自分が新宿の中に、ポーンと放り出されているような感...
シリーズ第4弾です。 懐かしい歌謡曲の響きになぞらえた4つの中編。今回もお話は、いろいろ繋がっています。 ブルーライト・ヨコハマ アカシアの雨 プレイバックPART3 骨まで愛して こうしてシリーズ続けて読んでいると、すっかり自分が新宿の中に、ポーンと放り出されているような感覚になります。『普通』に生きていくって⁉︎ 『普通』ってなんなんだろう?って思うのです。 人が羨むようなセレブな生活をしている人の心の中にも、深く黒い闇はあり、底辺のそのまた底で生きてるような人の中にも、魂の煌めきはある。 その振り幅を知るだけでも、このシリーズは、やっぱり傑作だと思う‼︎ もちろん、ミステリーとして充分面白いのです。 私が特に好きだったのは 「ブルーライト・ヨコハマ」のラスト。泣けてしまった。人は何十年も経ってからでも、思わぬ人に救われたりするのです。 ネタバレしないように、好きだったところを少し… ーーーーー 15年前のわたくしは、誰かの不幸を望むようなさもしい人間ではなかったんです。お金もなく、家も服も宝石も持っていなかったけれど、夢があって、そして、気高いプライドを持っていた。それを思い出しました。だからもう大丈夫です。 「あんたには、いいひとがいるんだから、こんな夜には、その人の膝で泣けばいいんだよ。そのために、男は女に惚れるんだから、さ」 この社会には、あまりにもたくさんの悲しい出来事があって、その中ではあの子の背負ったものなど軽いと言われてしまうかもしれない。けれど、何をどう背負うにしても、その重さは、背負った人にしか決してわからないのだ。 生きてるって、そういうなんか、わけのわからない、だけど捨てられないものを、いくつも身の回りに溜め込んでいく、ってことなんだわね。 悩め、悩め、男なら、しっかり悩んで、勇気を持って現実に立ち向かえ! 子供はみんな幸せであるべきだ。子供たちを幸せにすることができないのなら、俺たち大人なんて、生きてる価値なんかない。 ーーーーー 天下一品のお節介焼きのハナちゃんが好きだ〜。5作目にいきます(^^)
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ハナちゃんが請け負う案件は、15年前に2回だけあった人の捜索、居なくなったインコの捜索、消えた骨壺の捜索などすっとんきょうなものばかり。そして、どの話にも関連する、捨てられた赤ちゃんとその背景。 このシリーズは柴田さんの小説には珍しく悪い人もどこか憎めない、哀れみすら感じさせられ...
ハナちゃんが請け負う案件は、15年前に2回だけあった人の捜索、居なくなったインコの捜索、消えた骨壺の捜索などすっとんきょうなものばかり。そして、どの話にも関連する、捨てられた赤ちゃんとその背景。 このシリーズは柴田さんの小説には珍しく悪い人もどこか憎めない、哀れみすら感じさせられる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
花咲慎一郎シリーズ第4巻 今回の依頼は、十何年も昔に2回だけ会ったことがある男性の行方を調べるものや、逃げてしまったインコを探して欲しいというもの。しかしながら城島さんから流してもらった依頼なので当然、一筋縄でいくはずもなく…。 さらには、にこにこ園のビルの側に捨てられた赤ちゃんや、ハナちゃんの知り合いに怪我をさせた加害者探しも加わってますます大混乱! * 自分にはどうすることもできない問題に直面してしまったハナちゃんが、まさかの男泣き。普段の生活に保育園での仕事、探偵業、どの立場にいても言えることだけど、他人に対して、自分はどれだけ干渉するべきなのか、自分にはその人のこれからの人生を背負っていける覚悟が本当にあるのかと苦悶するハナちゃんに、一時期は酒に溺れて人生のドン底ギリギリまで堕ちてしまった彼がここまで変われたのは、にこにこ園と、子供たちがいたからこそだなぁと改めて感じました。命懸けでも、自分の大切な人を守るとはつまりそういうことなのだと…。 * エピローグで、まさかのあの人が登場…。 そういえば私立探偵同士…もしかしてこれから何らかの依頼か事件かで2人が共闘…もしくは対立する展開があるかも???
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