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諏訪の神 封印された縄文の血祭り
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2014/12/08 |
JAN | 9784309226156 |
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諏訪の神
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諏訪大社をめぐる機会がありました。 諏訪湖を挟んで南北にある四つの神社。 この四社で諏訪大社というのだと、今回初めて知りました。 そして、それぞれの神社の四隅に立てられている「御柱」。 つるんとした巨木の幹だけがすっと四本。 何とも不思議な感覚に襲われました。 疑問に思ったこと...
諏訪大社をめぐる機会がありました。 諏訪湖を挟んで南北にある四つの神社。 この四社で諏訪大社というのだと、今回初めて知りました。 そして、それぞれの神社の四隅に立てられている「御柱」。 つるんとした巨木の幹だけがすっと四本。 何とも不思議な感覚に襲われました。 疑問に思ったことを紐解こうと、この本を開いてみたのですが 内容が専門的で難しく、断念! でも、このまま返本するのはもったいない気がして再挑戦。 少し分かったこともあるので、ここに書き留めることにします。 テレビで観たことがある、六年に一度 行なわれる「木落とし」。 巨木の上に人々が乗って、傾斜角度30度の坂を下り落ちるのです。 これは六年に一度取り替える「御柱」を宝殿に捧げるための行事の一つ。 怪我人や、時には死人も出るという危険な祭りですが、 「神に捧げる生き血は鎮魂」と考えられ、今日まで続けられているのだとか。 境内の四隅に柱を立てるのは、結界の楔(クサビ)ではないかと筆者は想像します。 この著書の最大の主張は、諏訪大社が「森羅万象に神の偏在をみる」という 古い神道としての「縄文信仰」を今なお残しているということ。 御神体は自然物であるため、諏訪大社には本殿がなく、拝殿しかないのだとか。 (前宮にある本殿は後で造られたものだそうです) そもそも本殿とは仏像を納めるためのものであって 仏教の伝来とともに、弥生時代に人工物をご神体として納めたとあります。 因みに、諏訪大社に伝えられている軍神の神話伝説は、 後に為政者によって都合よく書き足されたものだと論じられています。 もう一つ興味深いのは、四つの神社が諏訪湖を囲んでいることについて。 それぞれ拝礼する時に、諏訪湖に背を向ける形に造られているのです。 湖を四つの社で取り囲み、それぞれの神域は四本の柱で封じられている。 これは、諏訪湖がかつて巨大断層の真ん中にできた断層湖であること、 フォッサマグナと中央構造線が交差していることと関係あるのでは と書かれています。 ラテン語で fossa は「裂け目」、magna は「大きい」の意味があるそうです。 自然に畏敬の念を抱いてきた日本人の信仰の形、縄文信仰の形が 諏訪大社に連綿と続いている、そう筆者は結びます。 四社をめぐった時のあの不思議な感覚は、古代からの歴史の重みだったのかな? 少しだけだけど、理解できるところもありました。 難しい本だったけど、途中で投げ出さなくてよかった!
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御柱祭で知られる諏訪大社は、今話題の北向きの特異な神社である。諏訪、御柱、モレヤ神、ミシャグジ、縄文の五つのキーワードから、その信仰に迫る。
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