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天帝のみぎわなる鳳翔 幻冬舎文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2014/12/04 |
JAN | 9784344422858 |
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天帝のみぎわなる鳳翔
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天帝のみぎわなる鳳翔
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商品レビュー
4
6件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
天帝シリーズ4作目。 講談社版、絶版になったらしい。新しい本はすぐ出るけど、すぐいなくなるね。そして値段は上がってるね。出版界の諸事情は知らないけど、一回読んでもう読まない本を買いたくないよw 図書館あるしね。 空母。高校生なのに少佐となって乗り込むまほろ。あじあ号で華頂宮殿下とお知り合いになったから。一期一会。 3000人殺し。って。そりゃ国家間の謀略ですものね。ほぼ戦争だしw 青酸カリ殺人。あいかわらずの推理合戦。あいかわらずの由香里。まりの方がウワテ。 よりましってなんだろう・・・・傀儡か!人形かか!
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―― 扉は開かれているのに。 それを潜るために必要なのは勇気だけ? 勇気を騙る狂気でございます、ってやつだ。 自転車通勤が結構快適なんですが、難点は本が読めないというところ。 Audibleとか試してみようかなー? しかしイヤホンして運転もなぁ…一応交通法規を遵守しますって念書書いてるしなぁ…はふう。 その分家で読む時間増えた気がするので、ついつい分厚いの読み直したりしちゃうのです。 『天帝』シリーズの中でも特に気に入っているのがこの『鳳翔』。裏表紙の謳い文句に「本格ミステリ史上初の三千人殺し!!」なる文字が踊っているからでは決してない。そりゃ史上初だろうし、きっとここで打ち止めでしょうよ。いや或いは国ひとつくらい本格の焔で焼くのかもしれんそのうち。そのうち。楽しみだなー! 全くイロモノ扱いされている(と思う)このシリーズだけれど、結構完成されたエンタメ作品として楽しんでいますわたしは。新本格として、ミステリとしては云うまでもなく、過剰の域へ平気で踏み外しているキャラメイクも、各タイトル毎に凝りに凝った舞台設定も、多分このひとじゃないと成立させられないものを書いている。そういのが好き。 何よりもその言葉遣い、多分嫌われる要因でもあるところの独特の言葉遣いと、それを可能にしている膨大な知識と、そしてそれらが惜しげもなく無駄遣いされているところが抜群に良い(そしてそういう無駄遣いの中にひっそりこっそりと本筋のキーが忍んでいたりするのがまた、×むかつく→○たまらん)。 けれど本当に痺れるのは、それほどの言葉と理論とを自在に操りながら、そのもどかしさを描き出しているところ。ありとあらゆる言語を駆使して、日本語の輝きを見せ付けているところ。 ことばはここまでできる、と。 どこまでなにを出来ていても、一瞬の暴力で失われ、奪われる、と。 それでも、奪われたことすら糧にして、ことばはその先を繋ぐことができる、と。 その連なりも幻想でしかない、と。 幻想さえ、ことば無しには成立し得ないのだ、と。 それで救われる魂もあるのだ、と。 喪われたあとの救済に意味はあるのか、と。 だとしても、救うのも救われるのもことばなのだ、と。 これだけのことを、ことばにする覚悟と、痛みよ。 ☆4.6
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再読。天帝シリーズ第四弾。今回は航空母艦が殺戮の舞台という中々に見ないであろう本格推理小説。まほろは今作でもまたもや女とイチャイチャするわけだが、それについての悲喜交々はあの黒幕にも一理ぐらいはあるかなぁと私なんかは思ってしまうのだが、それこそヒトとヒトがわかり合いたいと思う欲求...
再読。天帝シリーズ第四弾。今回は航空母艦が殺戮の舞台という中々に見ないであろう本格推理小説。まほろは今作でもまたもや女とイチャイチャするわけだが、それについての悲喜交々はあの黒幕にも一理ぐらいはあるかなぁと私なんかは思ってしまうのだが、それこそヒトとヒトがわかり合いたいと思う欲求からくるものではないだろうか。最後に展開された死者たちの最期の灯のワンシーンは、黒幕がなんと言おうとやはりただのヒトでしかない私の涙を誘うものだった。
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