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私はテレビに出たかった
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2014/12/01 |
JAN | 9784022512383 |
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私はテレビに出たかった
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商品レビュー
3.6
17件のお客様レビュー
妻子ある中年である主人公は、会社のCMに出そこなったことで「テレビに出たかった」という己の欲望に気付く。それは高校生の時にテレビに出そこなったトラウマが疼いたのかもしれない。主人公は妻子に内緒で芸能事務所に所属してエキストラとしてテレビに出ることを目指す。そのころ、妻と娘は不穏な...
妻子ある中年である主人公は、会社のCMに出そこなったことで「テレビに出たかった」という己の欲望に気付く。それは高校生の時にテレビに出そこなったトラウマが疼いたのかもしれない。主人公は妻子に内緒で芸能事務所に所属してエキストラとしてテレビに出ることを目指す。そのころ、妻と娘は不穏な動きを見せ始めていた。旧知の人々との再会、芸能事務所での出会い、妻と娘。様々な出来事が、過去と今が繋がった事件は、下北沢と沖縄を舞台に同時進行していく。 おもしろかった。小説に没頭できたのは久しぶり。ただ、中盤以降に話のスジが何本もできて展開するので、ついていくのがしんどかった。登場人物も多いし。終盤は話の展開に加速度がついて狂騒的でカオス。このへんはいかにも松尾スズキ。最後まとまるのかこれは?と思ったがお見事。映像化してもおもしろそう。というか映像化したら小説よりおもしろいかも。 でも実は、一番好きなところは、序盤に主人公が「テレビに出たい」という己の欲望に気付くところ。衝動や欲望が削げ落ちていく、落葉の時代を生きる凡庸な中年男性の一筋の閃光を感じた。しかしテレビの地位が更に凋落して、「テレビに出たい」という欲望が理解されなくなる日も遠くない気がする。
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テレビに出たくないやつは変態だって言葉はなんとなく分かる気がした。私もなんだかんだ言って映りたい!!色々な事件も沢山起こしながらも面白くハッピーに終われてよかったです
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ものっすごくドンちゃん騒ぎで途中は何を読んでるのかわかんない位迷子になったけど、最後はなんか良かった。 色んな要素が取り込まれすぎて…なんかよくわかわないけど、ホッとした終わり方で最後は楽しくなった。 テレビかーーー…出たいと思ったことないけど、芸能界はほんまに大変なんやろなぁ。
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