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未来の図書館、はじめませんか?
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未来の図書館、はじめませんか?

岡本真(著者), 森旭彦(著者)

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未来の図書館、はじめませんか?

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青弓社
発売年月日 2014/11/01
JAN 9784787200532

未来の図書館、はじめませんか?

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商品レビュー

4.2

13件のお客様レビュー

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2018/12/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 私の青春時代までの図書館での体験で共通しているのは、それぞれのライフステージに置いて、一生かかっても読みきれないほどの無数の本に圧倒される瞬間との邂逅です。歴史、人間、科学、美術、世界、そして宇宙…。それら人間の知の営みが収められた本が、眼前にくまなく広がる瞬間を目の当たりにしたとき、人は世界の広さや知識世界の深さを知ることができます。この知的衝撃に遭遇する体験を提供するというのじゃ、図書館、さらには本そのものの非常に重要な機能だと思います。(p.16)  圧倒的な量の書物に出合う経験は、自分が知っている知識・情報世界を押し広げます。「世の中は知らないことばかりだ」「この世界では、バッタについてだけで本を書いている人もいるのか」といったことに気づくことができる唯一の機会です。そして、図書館はそうした経験を守り、受け継いでいく「知」の番人なのです。(p.17) V…Vision:実現すべき未来。 M…Mission:使命。ビジョンを達成するためには、どんな使命を果たすべきか。 S…Strategy:使命を遂行するためには、どんな戦略が必要か。 O…Object:評価指標を定めること。(p.110)  ワークショップと言えば「自由に意見を出し合う場」というのが先行しがちです。しかし、ものづくりの文脈で言われることですが、「なんでもできる、自由であるということは、何もできないに等しい」のです。切り捨てるべき部分は切り捨てる。あるいは、先送りにするものは先送りする。そのなかで絶対に欠かせないものをきちんと残し、正しく評価する。本来、図書館づくりの際に行われるワークショップではこうしたことをおこなっていかなければならないのですが、現実を見ているとなかなか難しいようです。(p.134) どうして図書館で二次利用やオープンデータ化が重要なのでしょう。それは、図書館は単に知識や情報を保存して提供するだけではなく、知識を再生産する力をもつことが重要だからです。そのためにはデジタルアーカイブがオープンデータとして、再生産ができる形で提供されることが不可欠です。(p.175)

Posted by ブクログ

2017/07/21

図書館業務に関わる者として、読んでいてわくわくしてきます。 ただここに書かれていることを実行するとなると、けっこう地味にハードルが高いということも感じつつ読み進めました。 いろいろ試してみるうちに、『ハードル』を乗り越えられるのかもしれませんが。 とにかく、色々考えました。まだ...

図書館業務に関わる者として、読んでいてわくわくしてきます。 ただここに書かれていることを実行するとなると、けっこう地味にハードルが高いということも感じつつ読み進めました。 いろいろ試してみるうちに、『ハードル』を乗り越えられるのかもしれませんが。 とにかく、色々考えました。まだうまくまとまっていません。

Posted by ブクログ

2015/07/04

図書館業界(非正規)で数年やっている者としては、「わかっているんだけどできないんだよ」という内容。 考えている人は、情報集めてるし(情報屋だから)、案もある。 しかし、図書館トップって、民間をのぞいたら、「何も分からない行政の人が急にやってくる」タイプが多く、定年退職後の天下りポ...

図書館業界(非正規)で数年やっている者としては、「わかっているんだけどできないんだよ」という内容。 考えている人は、情報集めてるし(情報屋だから)、案もある。 しかし、図書館トップって、民間をのぞいたら、「何も分からない行政の人が急にやってくる」タイプが多く、定年退職後の天下りポストだったりすることもあり、図書館を理解しようという気がない。 自己流で足を引っ張ることも。 大変です。 この著者の原点はICU図書館、そして「地域色」を主張しながらも、それは図書館の機能「情報・知識へのアクセス・・・誰もが必要とする本・雑誌・オンラインデーターベース、インターネットなどの整備」の上に成り立つと説く。 同感です。そして、そこに「地域色」が乗る。 ・・・もともと図書館ってそういうものだよね。 目に見える連携ができてなかっただけで、概念・使命としては。「未来」というより「原点」ではないかと。 しかし、現状では、「基本機能」が怪しくなってきている図書館が多いと感じます。肌身で。 そもそも、日本には図書館専門職がほとんど存在しないわけだし。 その中で、時給で働く熱意ある図書館員がなんとか保っているわけで。 ということで、この著者は図書館員に話をするのではなく、自治体のトップ、大学のトップに話をしに行かねばならないと思う。ぜひ、行ってほしい。

Posted by ブクログ

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