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縮小都市の挑戦 新赤版 岩波新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2014/11/22 |
JAN | 9784004315148 |
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縮小都市の挑戦 新赤版
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商品レビュー
3.7
8件のお客様レビュー
縮小都市(Shrinking Cities) 縮小都市論: 「縮小する都市の現実」を理解し、「持続可能な縮小都市の「かたち」」を考える(p13) 都市の郊外化&主要産業の衰退→都市の縮小
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重要なキーワードは「協働・連携」でした。トリノみたいに「官」主導の協働もあれば、デトロイトみたいな「民」しか頼りにならないような形での協働によっての都市再興もあるわけで。それで、ちょっと調べると協働といえばNPOというふうに出てくる。いやいや、産官学での協働みたいなダイナミックスさこそ望まれるものなのではないかとぼくなんかは思うわけですが。さらに、協働・連携の基盤になるのは信頼だと書いてあり、そうだなと思った。では、信頼とはどういうもので、どう築くものなのかと考えていくには社会心理学が役立ちますよね。ちゃんとしたルールの中で生活することが大事ですが、正直に生きていくことがまず求められる。でもって、正直は損をするものじゃない。正直者のほうがだまされにくいという実験結果もあるそうです。ほぼ日の、社会心理学者・山岸俊男さんと糸井さんの対談を再読してみれば、信頼は「互いの関係を強くすること」だけではなく、「関係を広げていく」ものでもあるんだとあります。協働・連携で、今後縮小していかざるを得ない街を盛りたてていくには、信頼が必要で、信頼が築かれたならばそれは「関係を広げていく」ものとして協働の輪が広がっていくことを意味していくと思います。産官学の協働が、閉じたものではなくかつ信頼に基づいたものであれば、その効果は大きくなりそうだし、その効果を得たいのならば、役所仕事の前提となっている前例主義からは足を洗わないといけないだろうなあ、と思うわけです。また、本書で引用されていますが、アレグザンダーというひとが、真の多様性と選択性は、活動が集中し、集約される場所に発生する、としているそうです。さらに、「都市の魔力(人々を呼び寄せ、魅了するパワー)」は、諸所の都市機能(飲食店、劇場、見世物、カフェ、文化施設、大学…)が集積したところに生まれ育つ、と述べているそう。それが確かならば、コンパクトシティにしても、縮小都市にしても、集積する、という意味はとても大きいことになります。
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ジェイコブズやハーヴェイへのシンパシーが明瞭で、その視点からのコメントが多いのだが、サジェストされるポイントの数々は、かなり豊かな内容で、1000円未満の新書版にしては、みっちり腹に溜まるボリュームがあった。なにより、文章が読み易い。 デトロイトは、今も苦悩するが、トリノは再生の...
ジェイコブズやハーヴェイへのシンパシーが明瞭で、その視点からのコメントが多いのだが、サジェストされるポイントの数々は、かなり豊かな内容で、1000円未満の新書版にしては、みっちり腹に溜まるボリュームがあった。なにより、文章が読み易い。 デトロイトは、今も苦悩するが、トリノは再生の兆しがあるとな。
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