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神の国(一) 岩波文庫
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神の国(一) 岩波文庫

アウレリウス・アウグスティヌス(著者), 服部英次郎(著者)

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神の国(一) 岩波文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 1982/03/16
JAN 9784003380536

神の国(一)

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2021/07/09

キリスト教の公認(コン、ミラノ勅令)313、キリスト教の国教化(テオドシウス)392、ローマ帝国東西分裂 395、西ゴート族によりローマの町が破壊される410、神の国426★、西ローマ滅亡476 人は言う。「西ゴート族(アラリック王)の侵入でローマの町は略奪・破壊され(410)...

キリスト教の公認(コン、ミラノ勅令)313、キリスト教の国教化(テオドシウス)392、ローマ帝国東西分裂 395、西ゴート族によりローマの町が破壊される410、神の国426★、西ローマ滅亡476 人は言う。「西ゴート族(アラリック王)の侵入でローマの町は略奪・破壊され(410)、西ローマは没落。この災厄は、ローマ古来の神々をないがしろにして、キリスト教を擁護したからだ」と。しかし、キリスト教を受け入れる前から西ローマは自然災害や戦争の惨禍に見舞われていた。キリスト教のせいじゃない。▼国家は人民のもので、法の同意、利害を共有することで結びついた集団だとする見方(キケロの定義)があるが、けしからん。国家は神を愛し、神に服従する人間を成員とする(神の国)。最後の審判で、神の国の成員には永遠の平和と幸福がもたらされる。▼神の正義がなければ国は大きな盗賊団にすぎない。小さなつまらぬ舟で略奪すると海賊と呼ばれ、大艦隊で略奪すると帝王と呼ばれる。アレクサンドロス王は海賊王である。アウグスティヌス『神の国』426 人間は本来、無であって、神は無から人間を創造したのだから、放っておけば無にしかならない。告白。▼知恵・勇気・節制・正義(プラトン)よりも愛・希望・信仰の方が大切。▼神とイエスと聖霊は一体。 ※アウグスティヌス。住んでいた町ヒッポ(カルタゴの西・現アルジェリア)がゲルマンのヴァンダル族に包囲される中、息をひきとる。 ※世界は一冊の本だ。旅をしない者はその本の1ページ目だけを読んで閉じてしまうようなものだ。 ********************* 人間という普遍がまずあってはじめて個々の人が成立する。アダムの罪は人間の罪であって、私たち人間は罪を負っている。普遍実在論。トマス・アクィナス『神学大全』1266 *人間という普遍を否定されると、人間の罪が否定されてしまい、キリスト教の教えが成立しないので、教会は普遍実在を必死に主張した。 物質は肉体のため、肉体は霊魂のため、霊魂は神のために存在する。トマス・アクィナスAquinas『説話』 個別の人は自然界に存在するが、「人間」は存在しない。「人間」は人が後から作り出した言葉・名称にすぎない。アダムの罪はアダム個人の罪であって、私たち人間一般は罪を負っていない。唯名論。▼自然界に存在しない「人間」について思考をめぐらす必要はない。個別の人と人間をカミソリで切り離していく。個別と普遍をカミソリで切り離していく。▼哲学は神学の一分野として考えられているが、神学と哲学は切り離して考えるべき。認識できるものだけを探求すべき。オッカム村のウィリアムWilliam of Ockham (1285-1347) *********************************** 誰が言ったかではなく、何を言っているか、に心を用いよ。トマス・ア・ケンピス『キリストに倣いて』1418 **************************** カトリックの秘蹟(サクラメント)。洗礼・聖餐などの神の恩恵を信徒に与える儀式。この儀式により、信徒が救済されることはない。信仰によってのみ救済されるのであり、儀式では救済されない。cf. 日本の密教と顕教。マルティン・ルターLuther『95か条の論題』1517 人が救われるか・救われないか。神はすでに決めている。人が生まれる前から決まっているので、現世の行いは関係ない。禁欲すれば救われるのではない。救われる者はそもそも禁欲をするはずだ。予定説。▼神はとてつもなく偉大。比して王や領主なんぞ取るに足らない。神のためなら、伝統や社会の仕組みなんぞ取るに足らない。▼酒は理性を失わせる。飲んではいけない。酔っぱらってはいけない。▼娯楽だめ。質素。音楽もだめ、彫刻もだめ、聖書の詩を朗唱する際も心を旋律に向けてはいけない。ジャン・カルヴァンCalvin『キリスト教綱要』1536

Posted by ブクログ

2013/03/02

内容が分かりにくくて、未だに、読みこなせてないんだよなー。 時代が違いすぎるからかな。 どういう本なんだ?これは?

Posted by ブクログ

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