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この世界には有機人形がいる
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 太田出版 |
発売年月日 | 2014/11/20 |
JAN | 9784778322410 |
- コミック
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この世界には有機人形がいる
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商品レビュー
4.5
4件のお客様レビュー
同作者さんの「バージェスの乙女たち」について述べた二階堂奥歯さんの日記を引用しましょう。まったくもって私も同感でして。 「身体改変マゾヒズムユートピア(ディストピア)ものとしては、世界で2番目の作品と固く信じているシリーズ。(1番目は家畜人ヤプー)。そして恋する乙女身体改変もの...
同作者さんの「バージェスの乙女たち」について述べた二階堂奥歯さんの日記を引用しましょう。まったくもって私も同感でして。 「身体改変マゾヒズムユートピア(ディストピア)ものとしては、世界で2番目の作品と固く信じているシリーズ。(1番目は家畜人ヤプー)。そして恋する乙女身体改変ものとしては世界一。」 「蜈蚣Melibeは常識的なポルノの文脈を一顧だにせず、自分が表現しようとしているものに対して邁進している。その作品からは自分の描いているものへの確信が感じられる。そしておそらく彼はその観念を離れては生きていけないのだ。」 (どちらの文章も『八本脚の蝶』《2002年8月11日(日)その1》からの引用になります。) 奥歯さん、Melibeさん新刊出してますよ、もうだいぶ前になりますけれど。そしてやっぱり変わってないです、いい意味で。(ちょっとグロかったり政治的になったりしてます) 「それしか書けない」と言ったらそれまでかもしれませんが、絶対的にその観念を貫く表現者は、私が最も尊敬する表現者です。私は蜈蚣Melibeさんの描く有機人形、大好きです(語彙力)。まわりからどう受け止められようと、貫くのです、自分を。 楽しんで読んだと言うよりは、そんな感じでしんみりすらしてしまいました、が、蜈蚣Melibeさん、やはり良いです。良かったです。 雑記) 『ドールフォンを吹く蛇』…なるほどなぁ。あとがきからしても、かわいそうだなぁって感情の方が強くなってしまう…。アングルのバイオリンの少女を描くところ、好きです。有機人形と芸術性が結びつく(酷い人もいるけど)哲学的なテーマでした。 『禁断のアンモフィラ』…展開は至ってシンプル。ですがこれはMelibeさんの筆致に圧巻な作品でした。アンモフィラちゃん…アノマロカリスちゃんをも凌ぐ存在と言及されていた通り、ある意味「バージェスの乙女たち」を越えたMelibeさんだからこそ辿り着いた存在だとも言えるでしょう。一番のお気に入りです。
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"脳まですすってェェ!!"などパンチラインが盛り沢山で楽しい。白石晃士『オカルト』的な第4話がベスト。コマ外の書き文字による作者の補足(及びツッコミ)と各短編の距離感が心地よく保たれている。誠実なあとがきを読まずとも伝わるものがあった。
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渋谷の漫画サロントリガーでお薦めされ購入。内容はえげつないし、登場人物もゲスな人々ばかりなのに丁寧に物語が進むため、あまり嫌悪感がなく読めました。個人的にボクシングの話と移民デモの話が好きでした。
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