内向型人間のための人生戦略大全

シルビア・レーケン(著者), 岡本朋子(訳者)

• 販売会社／発売会社: CCCメディアハウス
• 発売年月日: 2014/11/01
• JAN: 9784484141220

商品レビュー

2024/05/28

内向型と外交型は一直線上にあり、人はどちらの面も持ち合わせ使い分けている。内向型の中には極端な偏りがあり、社会生活を送る上で苦労する人もいる(引きこもりのように)が、内向型に分類される全ての人が人と関わることが嫌いな訳ではない(柔軟性のある内向型人間と記されていた)。
外交型は新しい環境や出会いから刺激を受けることでエネルギーを充電する。
内向型は疲れると1人の時間にエネルギーを充電し、活動しながら充電できない分、回復に時間がかかる。

内向型人間の多くは自分の中に独自の評価基準を持っている。型にはまった評価方法に興味がないため、他人がもつ特性や要求により多くの注意を注ぐ。その特性や要求に気づき、自分の言動を調整することで、相手の気持ちに寄り添おうとする。

強み
慎重である、本質的なものを見出す、集中力がある、人の話を聞くことができる、落ち着いている、優れた分析力をもつ、自力している、辛抱強い、書くことが話すことより得意、人の気持ちがわかる

弱み
不安を抱えやすい、繊細、受け身、自己否定、争うことが怖い
多くの人間関係や外界からの刺激を好まないため、他者とコミュニケーションをとりたいという要求自体が弱く、解決するパワーが少ない。人間関係で不安を感じると行動力や積極性を失う

2022/12/07

内向型の特徴について説明しているだけでなく、この社会をどう生き抜いていくかについて実践的な内容だった

2021/12/25

自分が内向型なのか外交型なのかについて、具体的な例えを用いた設問によってわかりやすく解説した本。最近内向型の人間のための本は数多くあるが、この本は比較的読みやすくわかりやすい説明ながら的確に要点を捉えているような印象があった。

内向型外向型かを知るための問いとして、あなたはストレスが溜まって充電したいときにどうするか?と言う質問が挙げられる。外交型の人間は友達と外出したりスポーツをしたりします。内向型の人間は家にこもり人と話すのをやめ1人でゆっくり過ごすです。

内向型人間は心穏やかな人間なのか?という問いに対しては、費やしたエネルギーに見合う結果を出せる人間だけが争うたいと思うと考えると説明できる。内向型人間は争ってもエネルギーを使い果たすだけだと考え外向型人間は争うこと自体に多くのエネルギーを必要としないため、結果として内向型人間の方が争いを避けがちな傾向になる。

内向型人間が1人黙々と仕事がしたいと考えたときの具体策としては、1より早く出社し遅く退社する、ミーティングの後すぐに仕事に戻らず個別に話をする、仕事を小分けにし定期的に休憩をする、同僚から話かけられたら後でもいい?と返す、などが挙げられる。