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ひとり起つ 私の会った反骨の人 岩波現代文庫 社会276
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2014/11/01 |
JAN | 9784006032760 |
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ひとり起つ
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商品レビュー
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最初の2話(矢野伊吉と戸村一作)の話があまりに強烈過ぎて、失礼ながら、徐々に尻切れトンボの感が歪めないが、それでも十二分に読みごたえがある作品。 日本という国が紆余曲折ありながらも、いつの時代にも常に金と地位を世襲しようとする亡者に対して、その理不尽さと自分勝手な所業に敢然と孤独...
最初の2話(矢野伊吉と戸村一作)の話があまりに強烈過ぎて、失礼ながら、徐々に尻切れトンボの感が歪めないが、それでも十二分に読みごたえがある作品。 日本という国が紆余曲折ありながらも、いつの時代にも常に金と地位を世襲しようとする亡者に対して、その理不尽さと自分勝手な所業に敢然と孤独に立ち向かっていた人達がいたことの確たる証拠。良いか悪いかは別にして、少なくとも我々が暮らすこの世界がこの今の世界である為に、自分の人生を全て捧げた人達の物語である。 とかく軽薄、他人事、自分のことしか考えない世の中に変貌しつつあることは非常に残念なれど、その流れに少しでも逆らうひとつの抵抗となりたいと、そんな強い意思を目覚めさせてくれるには十分すぎる一冊である。
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世のなかの不条理に立ち向かったり自分の意志を強くもって生きている(生きた)人たちが紹介されている。矢野伊吉、戸村一作、家永三郎、高木仁三郎、後藤安彦、太田昌秀、山内徳信、本島等、やなせたかし、埴谷雄高、上野英信、灰谷健次郎、松下竜一、丸木俊、市川猿之助、今村昌平、新藤兼人、三浦大...
世のなかの不条理に立ち向かったり自分の意志を強くもって生きている(生きた)人たちが紹介されている。矢野伊吉、戸村一作、家永三郎、高木仁三郎、後藤安彦、太田昌秀、山内徳信、本島等、やなせたかし、埴谷雄高、上野英信、灰谷健次郎、松下竜一、丸木俊、市川猿之助、今村昌平、新藤兼人、三浦大四郎、青地晨、本田勝一、黒田清、斎藤茂男といった面々で、名前を知っている人が半分くらい。まったく初めて知ったような人が半分くらい。これって自分の寡聞もあるだろうけど、こういう反骨の人たちってマスコミ、ひいては社会からなかなか目を向けてもらえないからではないかという気も。 最近の日本はとくに社会……っていうか世間に波風を立てるような言動が忌避されることが多い。それだけ事なかれ主義で、寄らば大樹の陰で、自分の意思をもたない人が増えているんだろうと思う。確かに私も、それがたとえ正論であったとしてもあまりに過激な言動で主張されてはうんざりする。40年くらい前までは暴力的な言動が反抗であり反骨の表現方法だったけど、いまはそういうやり方ではなかなか社会を変えづらい世のなかだろう。 ではどうすればいいのか……。この本で紹介されている人たちほど勇気はないけど、せめておかしな物事をおかしいと思い、訴え、変えていこうと思える気持ちだけはもっていたいもの。
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メディアでしか知らない人物の経歴や背景がわかる。 埴谷雄高はかわいそうな人だなぁ・・・と思った。 「死霊」なんて今どき読まないよね。
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