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オリンピックの身代金(下) 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2014/11/01 |
JAN | 9784062779678 |
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オリンピックの身代金(下)
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オリンピックの身代金(下)
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『オリンピックの身代金 下』。 要求額は8,000万円。 東大生・島崎国男はオリンピックを人質に、身代金を要求する。 東京だけが繁栄し、取り残されつつある故郷・秋田の田舎の農村のために… 一方、警察は死力を尽くして、国男の行方を追う… 国男は… 警察は国男を捕まえることがで...
『オリンピックの身代金 下』。 要求額は8,000万円。 東大生・島崎国男はオリンピックを人質に、身代金を要求する。 東京だけが繁栄し、取り残されつつある故郷・秋田の田舎の農村のために… 一方、警察は死力を尽くして、国男の行方を追う… 国男は… 警察は国男を捕まえることができるのか… ほんとになぜ⁇ 東大生の国男なら、もっとやり方があったんじゃないかと、何度も思った… こんなことをしなくても… 最後にはうまくいってほしいと… どこかで生き続ける国男と村田を思い描いていた… 何もなかったかのように… 国男は生きているのか… 生きていてほしい。 ここから日本は高度経済成長に入り、物心がついた時にはテレビも車も普通にある時代だった… カラーテレビではなかったかも… あれから60年。 日本は豊かになったのか… 国男が生きていれば、今の日本をみて、何を思うのか… 国男の時代のようにな田舎の農村はなくなっただろうが。 能登半島地震、豪雨からの復興が遅々として進まない能登の市町村をみて、何を思うだろう。
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吉川英治文学賞 さすが吉川英治文学賞受賞作。奥田英朗作品は伊良部シリーズなど軽いものしか読んでいなかったが、こちらの方が好みだった。 2度目の東京オリンピックとは違い、1964年の東京オリンピックは、敗戦から復興した日本を全世界に見せるということが全国民の悲願となっていた。誰も...
吉川英治文学賞 さすが吉川英治文学賞受賞作。奥田英朗作品は伊良部シリーズなど軽いものしか読んでいなかったが、こちらの方が好みだった。 2度目の東京オリンピックとは違い、1964年の東京オリンピックは、敗戦から復興した日本を全世界に見せるということが全国民の悲願となっていた。誰もが東京オリンピックのために、努力して、どんなことをも納得してしまうという、今では考えられない時代だった。外国人に恥ずかしいところを見られたくないと、東京中で工事が繰り広げられ、新幹線、モノレールなどオリンピックに合わせて開業した。その犠牲になったのが、工事に従事する東北出身の貧農たちだった。そこには人権などなく、それが主人公の犯罪へと繋がっていくのだった。 たまに、こんな言葉遣い、この頃したかなと思うところもあったが、概ね当時の空気感が色濃く漂っていた。
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国男ほど頭が良い青年でも、オリンピックの身代金を要求する行為でしか彼の主張を届ける方法はなかったと感じたのだろうか。結局彼の真意がよく理解できないまま終わってしまった。親の脛を齧って学生運動をしている学生達と覚悟が違うことはわかるが、何者にも捉われないようでいて、あっさりヒロポ...
国男ほど頭が良い青年でも、オリンピックの身代金を要求する行為でしか彼の主張を届ける方法はなかったと感じたのだろうか。結局彼の真意がよく理解できないまま終わってしまった。親の脛を齧って学生運動をしている学生達と覚悟が違うことはわかるが、何者にも捉われないようでいて、あっさりヒロポン中毒には陥っている。国男の心に燃える静かな激情の一端しか垣間見れなかったのが残念。村田はどうしようもない爺さんのようで、国男との友情と絆に温かさを感じる。「今は多少不公平でも石を高く積み上げる時期なのと違うか」と言う村田の言葉が心に残る。
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