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四色の藍 PHP文芸文庫
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四色の藍 PHP文芸文庫

西條奈加(著者)

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四色の藍 PHP文芸文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHP研究所
発売年月日 2014/11/01
JAN 9784569762586

四色の藍

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商品レビュー

3.6

18件のお客様レビュー

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2024/07/15

2024.7.15 読了。 紺屋の女将・紫屋環は藍染に日々没頭する夫を突然に殺された。環は夫殺しの疑惑がある東雲屋を同じく東雲屋に恨みを持つ仲間4人と協力し仇討ちを計画するが4人にもそれぞれ重い背景を抱えていた。 西條さんの時代小説を読むのは数冊目。「四色の藍」という題名から...

2024.7.15 読了。 紺屋の女将・紫屋環は藍染に日々没頭する夫を突然に殺された。環は夫殺しの疑惑がある東雲屋を同じく東雲屋に恨みを持つ仲間4人と協力し仇討ちを計画するが4人にもそれぞれ重い背景を抱えていた。 西條さんの時代小説を読むのは数冊目。「四色の藍」という題名から4人の女性が協力して仇討ちを果たそうと奮闘する物語かと想像していたが、そんな単純なストーリーではなかった。4人それぞれの抱える秘めた事情は重いものでもあり、しかしそこにどうすることもできない感情が働き、その人情が行動に矛盾を持ったり簡単に仇討ちできない感情が生まれてくる気持ちの変化がだんだんと様々に絡み合ってしまうところに切なさが見られた。 ラストは収まるところに一応収まったように思えるが4人のこれからも背負っていかなければならないものを考えると苦しい。 この作品もとても良かったが同作者の時代小説の「恋細工」の方が個人的には好きかも。

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2024/04/27

めぐりめぐってまさかの展開に驚かされました。 悪者らしい人が悪者でした、というのはわかりやすくて責める立場からもやりやすいのかな、なんて思ってしまった。 今、ちゃんとした藍染の服は高くてなかなか手に入らない印象だけど、紫屋で作られた濃紺がどんな美しさなのか、近いものでも見てみた...

めぐりめぐってまさかの展開に驚かされました。 悪者らしい人が悪者でした、というのはわかりやすくて責める立場からもやりやすいのかな、なんて思ってしまった。 今、ちゃんとした藍染の服は高くてなかなか手に入らない印象だけど、紫屋で作られた濃紺がどんな美しさなのか、近いものでも見てみたい。

Posted by ブクログ

2024/01/20

各々の仇討ちが微妙に縺れ合うお話。 最後のどんでん返し、ちょっと不意打ちだった。 昨日の敵が今日の味方に、また逆もあり。おくめ婆さん哀れ... ハッピーエンドではないものの、それなりの落ち着き処に落ち着くのは江戸庶民の日常だったのかも知れない。

Posted by ブクログ

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