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西川麻子は地理が好き。 文春文庫
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西川麻子は地理が好き。 文春文庫

青柳碧人(著者)

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西川麻子は地理が好き。 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2014/10/01
JAN 9784167902216

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商品レビュー

3.5

24件のお客様レビュー

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2024/02/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

《「好き」を追求する大人達》 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 「好き」を仕事にするって、どうやるんだろう? 地理苦手なんだけど、なんで勉強しなきゃいけないの? 自分のやっていることに充実感を見いだせない。なんで自分は働いているんだろう? こんな疑問をお持ちの、少年少女、そして社会人の紳士淑女の皆さん。 今回は「好き」を、そして塾や学校で習ったことを応用した仕事にしている人の生活を、少し覗いてみませんか? 今回の主人公は、地理好きが高じてテキスト出版社で中学生向けの地理テキストの編集を行う女性、西川麻子。恋人の若手警察官、尾谷和寿に頼られる彼女は、持ち前の地理の知識を使って、事件のヒントを彼に提供しています。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 国旗の話、日付変更線の話、地図記号の 話、動物の話等かつては塾講師もしていた麻子の「講義」こと地理のトリビアは分かりやすく面白い話ばかりで、大人の私でも思わず惹き込まれてしまいました。 また、麻子以外にも、和寿の警察の仕事にかける情熱や、各話の中で様々な人達がそれぞれの職業にかける情熱を垣間見られるのも良いところ。 読めばきっと地理が少し楽しくなって、自分が夢中になれることを見つけたくなるんじゃないかなと思います。 あなたが夢中になれることも、もしかしたら今学んでいることや、なんとなく取り組んでいる身近なことの中にあるかもしれません。 【ひとりごと】 温かくて、時に少し切ない師弟関係や愛情関係が描かれる中で、「恋人」であるはずの麻子と和寿の関係があまりにもあっさりし過ぎているのが気になりました。 いくら仕事が好きだからといって、デート中にも仕事の話をし、恋人を情報屋のように使うものでしょうか? そんな人から「授業が好きだ」と言われたところで、私なら素直に喜べないなと思ってしまいます。 これなら恋人以外の関係の方がまだしっくりくるなと思ってしまうのですが、これには何か理由があるのか…? 面白いのですが、どこかモヤっとした読後感が残るお話でもありました。 続編や姉妹シリーズも合わせて読めば、ふたりについて何か分かるのかも…?

Posted by ブクログ

2023/12/23

「メッセージはベルトの跡に」 国旗が好きだからこそ。 死を確信したからこそ、身体が動く間に答えを記す場所を検討しダミーまで用意したのだろうな。 「グンカンドリの気が早い犯罪」 必ず訪問する日だから。 まさか自分の狂った曜日感覚を利用されているだなんて、普通に過ごしていたら分から...

「メッセージはベルトの跡に」 国旗が好きだからこそ。 死を確信したからこそ、身体が動く間に答えを記す場所を検討しダミーまで用意したのだろうな。 「グンカンドリの気が早い犯罪」 必ず訪問する日だから。 まさか自分の狂った曜日感覚を利用されているだなんて、普通に過ごしていたら分からないよな。 「青山士よ、永遠に」 二つの海を作るために。 何度も話し合った末に覆すことの出来ない結論を言われたら、実力行使で止めざる得ないよな。 「ウェールズの長すぎる証拠」 全てを解くと分かる答。 この人なら大丈夫だという信頼があったからこそ、作り上げた後に確認を怠ってしまったのかも。 「大将の地図記号」 お金に目が眩んだ兄妹。 想い出の品を片付けながら、口を開けば遺産の話しかしない子供達を見ているのは辛かっただろ。 「ナトロン湖畔に愛の像」 ずっと傍にいるために。 愛する人の願いであり、自身も同じように考えた末路だったとしても選択肢を誤ってしまったな。

Posted by ブクログ

2023/09/08

地理の知識で解決する推理小説の短編集で、ちょっとありえないけど、謎解きは面白い。短編なのがもったいない気もする。

Posted by ブクログ

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