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本田靖春 「戦後」を追い続けたジャーナリスト KAWADE夢ムック文藝別冊
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本田靖春 「戦後」を追い続けたジャーナリスト KAWADE夢ムック文藝別冊

文学・エッセイ・詩集(その他)

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本田靖春 「戦後」を追い続けたジャーナリスト KAWADE夢ムック文藝別冊

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2010/07/30
JAN 9784309977379

本田靖春

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商品レビュー

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2011/02/18

 私は、本田靖春の良い読者ではない。 少なくとも、呼んだ作品数はそれほど多くはない。 しかし、「我、拗ね者として生涯を閉ず」は、幾度となく繰り返して読んだ。 そして、自分の仕事のカウンターパートである、ジャーナリストというものの本質、あるいは、既に滅んでしまった本質を知った。そし...

 私は、本田靖春の良い読者ではない。 少なくとも、呼んだ作品数はそれほど多くはない。 しかし、「我、拗ね者として生涯を閉ず」は、幾度となく繰り返して読んだ。 そして、自分の仕事のカウンターパートである、ジャーナリストというものの本質、あるいは、既に滅んでしまった本質を知った。そして、このようなカウンターパートと仕事をしたいと、畏怖しつつ、思った。 であるからして、この文藝別冊によって、本田の周りにいた人間が感じた本田のたたずまいや肉声を知ることができ、大変興味深かった。 フランク永井が好きで歌も得意でだったこと、雑誌の対談で落合博満と対談し、人との関わり方に疑問を持っていると語る落合に対して、そのままでよい、そのままでなくて何が落合か?と叱咤したことなど。 本田の作品を読むことも楽しみ(というのとちょっと違うが)とは別の、親しみというか寂しさというか、色々ない交ぜになった心持ちにさせられたのでした。 恐らく、本田の作品を読んだことのある人でなければ、幾ばくかの感想も持ち得ないだろうということで、評価は無し、とする。 

Posted by ブクログ

2010/09/03

「私は本田靖春に間に合わなかった。」 本書にエッセイを寄せている若い書店員の一文である。私はかろうじて 間に合ってはいるのだが、社会部記者時代をリアルタイムでは知らぬ。 それでも、本田氏がフリーになってからのいくつかの著作を雑誌掲載時に 読めたのは幸せだったと思う。 本書は...

「私は本田靖春に間に合わなかった。」 本書にエッセイを寄せている若い書店員の一文である。私はかろうじて 間に合ってはいるのだが、社会部記者時代をリアルタイムでは知らぬ。 それでも、本田氏がフリーになってからのいくつかの著作を雑誌掲載時に 読めたのは幸せだったと思う。 本書は文庫本の解説や、他のジャーナリスト同士の対談、エッセイから 「生涯一新聞記者」であった本田靖春像を見せているのだが、若干、 寄せ集めの感じは否めない。 だが、単行本未収録の3作品と大阪読売で「黒田軍団」を率いた黒田清との 対談、夫人へのインタビューを読むだけでも価値はある。 特に黒田氏との対談ではふたりの「新聞記者」という仕事に対しての思い、 書くことへの情熱がひしひしと感じられる。 2000年に黒田氏が、2004年に本田氏が逝き、「社会面の読売」と異名を 取った頃の名物記者はふたり共にこの世にない。 今更ながら思う。もう本田氏の書いたものを読むことが出来ないのかと。 絶筆となった『我、拗ね者として生涯を閉ず』を読み返し、この悔しさを 埋めるしかないのか。あるいは古書店を丹念に回って絶版作品を見つけ、 読み漁るか。 糖尿病によって両足切断となった時、「よかった。頭は残った」と言える 本田氏に書くことへの執念を見、その執念に茫然とした。 あぁ…もう少し早く生まれたかった。

Posted by ブクログ

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