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せいめいのはなし 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2014/11/01 |
JAN | 9784101262314 |
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せいめいのはなし
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せいめいのはなし
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商品レビュー
3.7
20件のお客様レビュー
(2012/8/29) 絶好調福岡伸一氏の対談集。 1 グルグル回る―内田樹さんと 2 この世界を記述する―川上弘美さんと 3 記憶はその都度つくられる―朝吹真理子さんと 4 見えるもの、見えないもの―養老孟司さんと 5 「せいめいのはなし」をめぐって―福岡伸一 四人の共通点―...
(2012/8/29) 絶好調福岡伸一氏の対談集。 1 グルグル回る―内田樹さんと 2 この世界を記述する―川上弘美さんと 3 記憶はその都度つくられる―朝吹真理子さんと 4 見えるもの、見えないもの―養老孟司さんと 5 「せいめいのはなし」をめぐって―福岡伸一 四人の共通点―あとがきにかえて もともと技術畑の福岡さん、「生物と無生物のあいだ」の文体が話題を呼び一世を風靡、 いまや文系理系を結ぶ男。 今回は文系男子女子との対談集。 内容は福岡さんは控えめで、対談相手にいろいろしゃべらせてるけど、 相手もしっかり福岡さんの動的平衡を理解、フォローしてくれてます。 気楽に読める本です。 福岡さん自身のエッセイの部分では銀座のフェルメール光の王国に触れてます。 こういうものがつくれてしまう。行きましたけどね私も。 フェルメールの標本、見たいなもんでした。 全作品を一堂に会する、絶対ありえないことをやってのけちゃう。 男の夢ですねぇ。 のりのりのシンデレラボーイです。
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"この世界の隠された秩序を私だけは見える、と気づいた時、あるいはある種の符合を悟った時、崇高さを感じる瞬間があり得ます" "崇高さに惹かれるのは、やはりある秩序への愛でしょう"
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すごく興味深い話ばかりだった。 内田樹と養老孟司の話は理知的で飲み込まれ、川上弘美と朝吹真理子の話では、文芸と生物学的要素の意外な話に感心させられた。 自分は文系要素が強いので、理系目線で世界を見ると、こんなにも世の中って壮大なのかと驚かされる。 でも、理系だ、文系だと切り...
すごく興味深い話ばかりだった。 内田樹と養老孟司の話は理知的で飲み込まれ、川上弘美と朝吹真理子の話では、文芸と生物学的要素の意外な話に感心させられた。 自分は文系要素が強いので、理系目線で世界を見ると、こんなにも世の中って壮大なのかと驚かされる。 でも、理系だ、文系だと切り分けていなくて、 何度も考え方を変えさせられて、世界が広がった。 養老孟司との対談が特に面白かった。 擬態の話から始まり、人間の認識の話や、言葉の話、時間の話、情報の話…。 言葉に呪詛性が戻ってきているという話で、ネットが現れたことの大きな変化の一つが、言葉の問題なんだろうなと思った。 言葉とそれを表す現実が一致していると思い込んでいるけれど、本当は言葉はそれを表すだけであって、一致しているわけではない、というのは記号論の話にも通じていて興味深い。 結局、人間が世の中をどうみているかであり、認識の問題になるんだろう。 実は人文系だけではなくって、数学も科学も、人間の個人的な興味関心から出発しているんだと思うと、膨大な知の積み重ね、時間の流れに感動した。 もしかしたら、『動的平衡』を先に読んでおくべきだったかもしれないが、この本だけでも十分に理解できる。
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