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もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2014/10/25 |
JAN | 9784041026090 |
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もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら
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商品レビュー
3.2
7件のお客様レビュー
20240423 『怖い顔の話』に続いてこちらも面白かった。こっちの方が好きかも。 作られた怖い話も好きだけど、やっぱり「本当」の見た、感じた話は面白い。確かに、ゾワゾワして背筋が凍るゾッとしたオチはないのかも知れないけど、それがリアルで良い。本当の怖い話って、明確なオチなどない...
20240423 『怖い顔の話』に続いてこちらも面白かった。こっちの方が好きかも。 作られた怖い話も好きだけど、やっぱり「本当」の見た、感じた話は面白い。確かに、ゾワゾワして背筋が凍るゾッとしたオチはないのかも知れないけど、それがリアルで良い。本当の怖い話って、明確なオチなどない事がほとんどだと私は知っています。 すぐに工藤さんの他の怪談エッセイも読みたいけど続けて読むのはちょっと怖いので、間をおいてからにしたいと思います。
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怖さを求めて本書を手に取ると、少しガッカリするかもしれない。霊やお化けが見える人達のリアルは、見えない人が想像するほど恐怖の毎日ではなく、実は淡々としたものなのかもしれない。 本書で怖かったのは著者の体験談ではなく、著者が人から聞いた話、バリの黒魔術についての「悪魔の木」と、川...
怖さを求めて本書を手に取ると、少しガッカリするかもしれない。霊やお化けが見える人達のリアルは、見えない人が想像するほど恐怖の毎日ではなく、実は淡々としたものなのかもしれない。 本書で怖かったのは著者の体験談ではなく、著者が人から聞いた話、バリの黒魔術についての「悪魔の木」と、川端康成の奥様から聞いた「三島由紀夫の首」が印象的であった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
何とも怪異に溢れた日常を送るにも関わらず、あまりに明確に「見え」「聞こえ」ること、そして当人の恐るべき無頓着さによって、不穏でありつつもどこか軽妙なエッセー……を装ってはいるが、内容は十分に実話怪談集。 著者の波乱万丈―と一言で言い切ってしまったら失礼かもしれない―な人生もなかなかに壮絶で読み応えある。また、幽明境を異にする存在を何度も目に、耳にしていながら、そのような存在であることに気付かず、後になってからそういう存在だった、状況だったと認識することを繰り返す……そんな並外れた鈍感さ、無頓着さは読み進めていくうちに、おかしさを通り越して薄気味悪さすら覚えてしまう。各話で描かれる怪異や実在しない存在よりも。
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