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機械化 小松崎茂の超兵器図解 アーキテクト刊モダンメカニクス・シリーズ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ほるぷ出版 |
発売年月日 | 2014/10/01 |
JAN | 9784593320011 |
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機械化
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初期にはノモンハン戦の絵も/欧州の空中戦図も/英国上陸を夢見てドイツの秘密兵器も/鹵獲したボーイング爆撃機の構造図も/潜水戦車/潜水空母/跳ぶ戦車/(41.7)「成層圏爆撃機」(43.7)空中航空母艦/(42.7)飛ぶ聴音機(木製骨組合板張)、グライダー飛行で敵機の音を聴き取る/...
初期にはノモンハン戦の絵も/欧州の空中戦図も/英国上陸を夢見てドイツの秘密兵器も/鹵獲したボーイング爆撃機の構造図も/潜水戦車/潜水空母/跳ぶ戦車/(41.7)「成層圏爆撃機」(43.7)空中航空母艦/(42.7)飛ぶ聴音機(木製骨組合板張)、グライダー飛行で敵機の音を聴き取る/(44.9)敵都を襲うロケット爆撃機、レシプロではなくジェット推進、ミサイルも/(44.8)長距離弾道弾(ロケット)/実際には商船・輸送船攻撃が有効で、最大の戦果を挙げたのは機雷/米国の戦時漫画は黄色人種ヘイト、日本は文明への憧れ
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イロモノだと思うなかれ。 ある年代に青春を送った男子なら、小松崎茂のイラストに郷愁をおぼえるだろう。 けれど、それもこの本の本質ではない。 「機械化」とは、国策をうけて財団法人機械化国防協会(!)が編著を行った、国防科学雑誌である。 戦後、GHQの命令で機械化国防...
イロモノだと思うなかれ。 ある年代に青春を送った男子なら、小松崎茂のイラストに郷愁をおぼえるだろう。 けれど、それもこの本の本質ではない。 「機械化」とは、国策をうけて財団法人機械化国防協会(!)が編著を行った、国防科学雑誌である。 戦後、GHQの命令で機械化国防協会は解散する。既刊本も好戦的出版物として処分される。こうなると、所有していた少年達は冷や冷やものである。けれど、今に残った「機械化」をスキャンして復活させたのが、この本なのだ。 さて、登場する兵器の紹介をしよう。 氷上巡洋艦(水陸両用。車輪はスキーに替えることもできる。1500馬力)。 怪力線戦車(電光怪力線というのを放射するらしい。メガ粒子砲みたいなものか)。 ロケット戦車(ロケット砲がついている、のではない。ロケットは動力である)。 こんな感じのメカが山盛り。 小松崎茂画伯に影響を受けたクリエーターたちが作る、現代版「機械化」も掲載されているのだけど、それがもう創作だと知っているから、きっと当時(いや、リアルタイム世代じゃないけど)のような熱い受け止め方は出来ないだろうなあ。 そういえば昔は、いったい何が正しくて正しくないのか、何が実在して何が虚構なのか、さっぱりわからなかった。オリジナルの怪獣なんかもよく見かけた。必ず解剖図解みないなのがついてるヤツ。 けれど、「機械化」がそれらと違うのは、やはり国策として戦意高揚をはかるという使命を持たされていたことだろう。 メディアと権力の問題は昨今もよく指摘されている。そういうことは知っているつもりだし、実在と虚構の区別もできている、と自分では思っているけれど、本当はそうでないのかもしれない。 まあ、でもそんなムズカシイこと置いといてイロモノとして楽しんでもいいかなあ。複雑だなあ…。
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これはすばらしい。1940年から1945年という太平洋戦争とほぼ同時期に出版された国防科学雑誌(というのもすごいけれど)『機械化』のグラビア図解復刻集。小松崎茂のデビュー作とのことです。元雑誌の発行元は「財団法人 機械化国防協会」ってのもすごい。「陸軍省支援」にいたってはもう……...
これはすばらしい。1940年から1945年という太平洋戦争とほぼ同時期に出版された国防科学雑誌(というのもすごいけれど)『機械化』のグラビア図解復刻集。小松崎茂のデビュー作とのことです。元雑誌の発行元は「財団法人 機械化国防協会」ってのもすごい。「陸軍省支援」にいたってはもう……。 僕らの世代にとって小松崎茂はサンダーバードや田宮模型のプラモデルの箱絵から、東宝特撮映画の兵器のデザイン、怪獣図鑑までかなりお世話になったけれど、やはり箱絵や怪獣ものはもとのデザインがあるわけだし、映画もなんだかんだいってストーリーやら実際のミニチュアづくりやら、いろんな制限があります。 ところが、この『機械化』、まったく制限がありません。想像、空想、妄想の限りをつくして近未来兵器を描きまくってます。それに鬼畜米英に対する競争心、敵対心、恐怖心が拍車をかけ、もう画伯は天空にまで龍のごとく飛翔しております。 いや、国家とか、戦時教育とか、近代化とか、機械化とか、そういうまじめなことを考えるために購入したんですけど、あまりに面白いので。
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