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ほんとうはいないかもしれない彼女へ 第1回 本にしたい大賞受賞作
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 学研マーケティング |
発売年月日 | 2014/10/01 |
JAN | 9784054061576 |
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ほんとうはいないかもしれない彼女へ
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商品レビュー
3.3
3件のお客様レビュー
この話を、完全に男性側の視点だけで書かれた、一方的な物語として読み解くのがなかなか楽しいわけで。 説明しよう。 この男性はそもそも執筆を生業とするわけで、普段から文章を書くことに慣れており、更にはゴーストライターという特殊さも、相手になりきる=彼女のことを知った気になる、というこ...
この話を、完全に男性側の視点だけで書かれた、一方的な物語として読み解くのがなかなか楽しいわけで。 説明しよう。 この男性はそもそも執筆を生業とするわけで、普段から文章を書くことに慣れており、更にはゴーストライターという特殊さも、相手になりきる=彼女のことを知った気になる、ということを可能にするのである。 そして時として気持ち悪いほどに彼女にのめり込み、更には自己正当化する文章。いやちょっとヤバい奴じゃないの、ってなるわけで。 でもって最後に唐突に身を引くのも怪しい。 結論としては、この男は色々とうまくいかないことを別の理由にすり替えて彼女を殺して勝手に美化したんだそうに違いない。 とか言っているやつが一番キモいという意見もよくわかるんさー。
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ヒロインのルイは二重人格。 主人格は実夏という女。彼女は人格統合の治療中で、ルイが最後のひとりだった。 実夏には彼氏がいる。 そのため、自分の知らない間に広海がよく家に上がり込んだり、ルイと会ったりすることをひどく嫌がる。 これは仕方ないけど当たり前だと思う。 彼氏がいてもいなくても、もう一人の自分が知らない男と付き合ったり部屋に連れ込んだりしてると思ったら気持ち悪すぎる。 ルイと広海に体の関係はなかったけど、だとしても嫌すぎる。 それでもルイを諦めきれない広海は何度もルイに会いに行く。 それならカップ麺の容器とか隠しなよ!悟られないように痕跡を残すなよ! 実夏も実夏で嫌な女だからモヤモヤしてしまった。
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いい話にやんだが… 悲しい話だ… 最後まで… 実夏に理解が得られないまま終わるのが悲しい 多重人格が一つに戻るということは… 他の人格が消滅するということだろうか… 確かに… 人格が変わっている間の記憶は無いほうが一般的なのかもしれないにゃ そんな消えたはずの人格がプロローグ、エピローグでは書かれているのに… 本編の実夏の心の変化がまったく書かれていないのは、残念 何か… ほんの少しだけでも… 気持ちの変化が書いてあったら、もっと心穏やかによみ追われた。 変化がないこが… 作者が伝えたかったことだとするなら とても悲しい話だにやん (モノクロ)
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