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新宿鮫 新装版(9) 狼花 光文社文庫
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新宿鮫 新装版(9) 狼花 光文社文庫

大沢在昌(著者)

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新宿鮫 新装版(9) 狼花 光文社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2014/09/01
JAN 9784334768232

新宿鮫 新装版(9)

¥440

商品レビュー

3.9

14件のお客様レビュー

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2024/08/12

「狼花」新宿鮫シリーズ第9弾。 前作にも出てきた仙田が今回の主軸。 今作品が今までの新宿鮫シリーズの中で最高に面白かった。 「泥棒市場」という盗品売買を専門にしたマーケットを持つ仙田が遂にそのベールを脱ぐ。 関西一大広域暴力団「稜知会」がその市場に麻薬を持ち込み、市場を乗っ取る...

「狼花」新宿鮫シリーズ第9弾。 前作にも出てきた仙田が今回の主軸。 今作品が今までの新宿鮫シリーズの中で最高に面白かった。 「泥棒市場」という盗品売買を専門にしたマーケットを持つ仙田が遂にそのベールを脱ぐ。 関西一大広域暴力団「稜知会」がその市場に麻薬を持ち込み、市場を乗っ取る計画を立てていた。その稜知会の構成員石崎とそのマーケットで仙田の下で鍵を握っている中国人女性•明蘭を巡っての仙田•石崎•明蘭の三角関係が実に深みのある愛に感じた。 一方、元公安の諜報員だった経歴を持つ仙田は鮫島の同期であるキャリアの香田が稜知会と手を組んでいることを知る。 同時期に鮫島も香田の不穏な動向に鼻を利かせていた。 ここが今作品の一番面白い所で、香田は香田で在日外国人達に国内でこれ以上のさぼらせない為に必要悪として稜知会との接近を図っていた。香田の思惑もよく分かりあまり触れられていなかったが家族も在日外国人のせいで被害にあっていた。その為自分の警察官人生をかけての一大プロジェクトとして取り組んでいる大きな覚悟でもあった。鮫島と香田の見ている未来が一緒のものなだけになんとも言えない歯痒さを感じてしまう。 終盤の鮫島、香田、仙田、石崎の四つ巴の攻防には完全に引き込まれてしまった。奇しくも鮫島の手によって放たれた銃弾により仙田が命を落とすのだが、この4人プラス居合わせていた明蘭も含めて誰が命を落としても不思議では無い最高の緊迫感があった。誰しもの運命の別れ道と感じられる程だった。 今回の作品は警察内部にも深く踏み込んでおり最高の展開だった。 このシリーズ、読み進めて行く度に面白さが違うのだが前作を越えてくる内容に舌を巻かされる。 次は「絆回廊」、とても人気の高い作品。とても楽しみにしている。

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2023/09/23

新宿鮫9巻目は宿敵の仙田との再会。鮫島の物語である一方で、仙田の物語で、中国人・明蘭の物語。仙田との因縁は予想以上に根深いものだった。似たような立場で見切りをつけた仙田と腐らずしぶとい鮫島との対比は明蘭と晶との関わり方にも表れているように思えるのは気のせいか。共通項がなければすれ...

新宿鮫9巻目は宿敵の仙田との再会。鮫島の物語である一方で、仙田の物語で、中国人・明蘭の物語。仙田との因縁は予想以上に根深いものだった。似たような立場で見切りをつけた仙田と腐らずしぶとい鮫島との対比は明蘭と晶との関わり方にも表れているように思えるのは気のせいか。共通項がなければすれ違いもしなかっただろう人たちが、組織を思ってとった行動が彼らにとっての正義であり正論であると思うと、やるせないと思うことのほうが多い物語。すっきりはしないけれど、そうやってやるせなさを胸に抱えて生きていくのもまた人生だよな。と。

Posted by ブクログ

2023/05/11

少し前の作品ながら、偶々出くわして気に入ったシリーズの作品で、愉しみながら素早く読了に至った。 少しばかり「訳アリ」な新宿署の鮫島刑事が活躍する<新宿鮫>のシリーズだ。 鮫島刑事は取り調べを担当することになった容疑者がナイジェリア人であったことから、それまで知らなかったナイジェリ...

少し前の作品ながら、偶々出くわして気に入ったシリーズの作品で、愉しみながら素早く読了に至った。 少しばかり「訳アリ」な新宿署の鮫島刑事が活躍する<新宿鮫>のシリーズだ。 鮫島刑事は取り調べを担当することになった容疑者がナイジェリア人であったことから、それまで知らなかったナイジェリアに想いを巡らせているというような辺りから物語は起こる。 公園で外国人男性が言い争っていて、喧嘩沙汰になっているというような通報で警察官が駆け付けた。一方が刃物を振るい、他方が腕に負傷して、持っていたバッグを奪われたということだった。負傷してしまった男を救援しようとすれば、その男は大麻樹脂を持っていた。そして逮捕ということになった。負傷した腕を吊った状態で、鮫島刑事と取調室で向き合っている男である。 鮫島刑事は、逮捕された男が奪われてしまったバッグの中身が大麻樹脂に違いないと観ていた。そうした違法なモノも含め、奪ったモノ、盗んだモノを取引する“泥棒市場”というような場が在る筈だと考えられた。鮫島刑事は情報収集を始めた。 新宿では、様々なモノを買取る業者が一部に話題になっていた。ブランド品等を鑑定して値付けをする女性が在って、活動をしているのだという。その女性の背後には、鮫島刑事とは過去の事件で関りが在った「仙田」等の偽名を名乗る正体不明な男、更に関西の大きな暴力団の関係者と見受けられる人物等の影が在ることが次第に明らかになる。 その他方、警察の改組で登場した組織犯罪対策部に、鮫島刑事の同期である香田が理事官として異動したという。暴力団事案、外国人犯罪事案等を担当する組織犯罪対策部は、香田が勤め続けた公安部とは少し色合いは違う。敢えて異動をした香田が目指すモノは何なのか?香田理事官の思惑と、鮫島刑事の動きとが交差する。 犯罪者を追う側である鮫島と香田、追われる側である正体が簡単に明らかにならない女とその背後の「仙田」や暴力団幹部と、各々の陣営で「思惑の交錯」が積み重なり、事態が二転三転しながら進む。全く目が離せなくなり、頁を繰る手が停められない。

Posted by ブクログ

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