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鈴木書店の成長と衰退 出版人に聞く15
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鈴木書店の成長と衰退 出版人に聞く15

小泉孝一(著者)

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鈴木書店の成長と衰退 出版人に聞く15

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 論創社
発売年月日 2014/10/01
JAN 9784846013608

鈴木書店の成長と衰退

¥220

商品レビュー

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2014/12/03

 僕も大変お世話になった鈴木書店の創業から倒産まで。僕がお世話になっていた80年代から90年代前半、それでも結構な取引があったと思うんだけど、鈴木書店の全盛期は60年代後半だったという。80年代にはもう既に後退期にはいっていた。そんな感じはしなかったけど、最盛期にはマル経の強い大...

 僕も大変お世話になった鈴木書店の創業から倒産まで。僕がお世話になっていた80年代から90年代前半、それでも結構な取引があったと思うんだけど、鈴木書店の全盛期は60年代後半だったという。80年代にはもう既に後退期にはいっていた。そんな感じはしなかったけど、最盛期にはマル経の強い大学には大月書店の箱入りの「資本論」セットが5〜600セット納品していた、というような話しを聞くと、確かに後退期にはいっていたんだろうなーとも思う。そして、今では、たぶん1セットも売れていないだろう。岩波書店の「日本古典文学大系」は30万セット売れたという。ところが、今でている新版は3000部らしい。1/100である。  そんな時代だった、と片付けることは出来ない。つまるところ、鈴木書店の衰退、倒産は、教養を蔑ろにしてしまったこの国の施策の結果だったんだと思う。それは今に続くこの国の危機。  書籍業界の半世紀を俯瞰できる良書。

Posted by ブクログ

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