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[改訳]通話 ボラーニョ・コレクション
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[改訳]通話 ボラーニョ・コレクション

ロベルト・ボラーニョ(著者), 松本健二(訳者)

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[改訳]通話 ボラーニョ・コレクション

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 2014/10/01
JAN 9784560092644

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[改訳]通話

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2021/12/30

文学ラジオ空飛び猫たち第25回紹介本。 ラジオはこちらから→https://anchor.fm/lajv6cf1ikg/episodes/25-eno311 ダイチ 短編集はどれも個人的な感情が深く描かれているのに、しつこくなくて読みやすいです。しかもユーモアを忘れていない。小...

文学ラジオ空飛び猫たち第25回紹介本。 ラジオはこちらから→https://anchor.fm/lajv6cf1ikg/episodes/25-eno311 ダイチ 短編集はどれも個人的な感情が深く描かれているのに、しつこくなくて読みやすいです。しかもユーモアを忘れていない。小説を読んでいると自分にも結びつくところがあって、例えば『文学の冒険』の売れない作家の主人公Bが売れっ子作家のAを嫉妬してしまう気持ちとかは自分の中にもある感情だと思えました。好きなタイプの作家だったので、今度は長編『2666』を読みたくなりました。 短編はかなり読みやすくて短いので、興味持った人はとりあえず読んでみてほしいです。 ミエ 『通話』の登場人物はだいたい詩人か作家か批評家、もしくは人生に没落した人間が出てくる傾向にあるけど、ストーリーも人物描写も巧みでぐいぐい引き込まれてしまいます。ユーモア満載で笑える描写もたくさんあります。『通話』は軽めに読めるのでボラーニョの入り口としておすすめの短編集です。 ボラーニョは引き出しの多い作家で、2つの長編やボラーニョ・コレクションで重たい小説も書いています。『通話』をきっかけにボラーニョを知っていくと魅力的な文学の世界に浸れると思います。

Posted by ブクログ

2019/07/15

多分自分より熱狂的に好きな人が大勢いて、自分なんかそこまで陶酔してないから大っぴらに「ファンです」と言いにくい、ウディアレンのような、要するにめんどくさい作家の1人。共通して自分だけの世界を持ってる。この作家のイメージ→「君に見せたい物があるから午後来てくれ」と言われ、夕食のご迷...

多分自分より熱狂的に好きな人が大勢いて、自分なんかそこまで陶酔してないから大っぴらに「ファンです」と言いにくい、ウディアレンのような、要するにめんどくさい作家の1人。共通して自分だけの世界を持ってる。この作家のイメージ→「君に見せたい物があるから午後来てくれ」と言われ、夕食のご迷惑にならないように三時半頃伺う。お母さんに出迎えられ、帰ってきてないから待っててくれ、と。結局本人は現れないが、彼の寝起きしてる空間にて、家族とご飯を食べ「彼という人間」に触れる。こちらの思惑一切無視だが、こういう無防備さがある。

Posted by ブクログ

2018/10/13

いい本でした。南米文学だからマジック・リアリズムかと安直に思って読んだら、ずいぶん雰囲気が違いました。書かれてる対象に距離を感じるところだけは、(私がもつ)ラテン文学のイメージに近いですが。なんか不思議な文体。 人は、言葉を交わしても肌を重ねても、孤独で、哀しくて可笑しい。体温は...

いい本でした。南米文学だからマジック・リアリズムかと安直に思って読んだら、ずいぶん雰囲気が違いました。書かれてる対象に距離を感じるところだけは、(私がもつ)ラテン文学のイメージに近いですが。なんか不思議な文体。 人は、言葉を交わしても肌を重ねても、孤独で、哀しくて可笑しい。体温は寂しい。そんな感じの作品でした。

Posted by ブクログ

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