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プリティが多すぎる 文春文庫

大崎梢(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2014/10/10
JAN 9784167902032

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商品レビュー

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2022/06/26

難関の大手総合出版社に入ることができた新見佳孝。 就職して4年。 人事異動で配属されたのは、まったく興味も持てないローティーン雑誌「ピピン」の編集部だった。 誰も本名で呼んでくれない(新見なので、「南吉」と呼ばれ続ける)。 持ち前のそつなさで、表面的に仕事をこなし、早く次のとこ...

難関の大手総合出版社に入ることができた新見佳孝。 就職して4年。 人事異動で配属されたのは、まったく興味も持てないローティーン雑誌「ピピン」の編集部だった。 誰も本名で呼んでくれない(新見なので、「南吉」と呼ばれ続ける)。 持ち前のそつなさで、表面的に仕事をこなし、早く次のところに異動しようと目論む。 ここからは、もうお約束。 そんな「適当」な彼が、次々に試練にさらされる。 なれない職場での失態、広告代理店やスポンサーとの確執。 売り上げ競争の中で必死に少女たちをときめかせる紙面を作ろうとする先輩の契約社員たち、スタイリスト、メイクや撮影スタッフたち。 何より、人気が出なければお呼びがかからない十代の読モたち。 こんな人たちの懸命さにふれ、南吉くんは自分の未熟さを恥じて成長していく。 自分にとっても、ティーンズ雑誌は未知の世界。 少女たちにとって、夢の王国であるそれを作り出す人たちに、作者はとても温かい。 勘違い系の主人公も、素直に成長していくので、さわやかに読み終えることができる。 ただ、ちょっと後ろめたい思いもなくもない。 読者モデルの少女たちが、十二歳かそこらで、厳しい競争にさらされる。 本人が望んで、もしからしたら自分もという夢を見る。 でもそれがかなうのはごく一部。 人気が出たモデルも、その後うまくいくかは全く保証がない。 にもかかわらず、撮影の場の空気を悪くしないために、いい写真が撮れるように、懸命に明るくふるまおうとする。 性格までも自ら矯正されてしまうという、考えようによっては恐ろしい世界だ。 そして、そんな彼女たちの夢は、広告代理店やスポンサー、出版社の「大人のビジネス」の種になる。 なんだか、大人がこの子たちの夢を搾取している感じがしてくる。 こんな風に考えてしまうのは、私が「いたいけな子ども」という先入観にとらわれすぎなのか? 作品としては素敵な作品なんだけれど、読み終わった後に、だんだん心苦しくなってきてしまった。

Posted by ブクログ

2022/04/15

不本意な異動の中、やるべきことはきちんとやっているほうじゃないかな?と思った私は仕事に対する意識が低いかもしれない… 希望もしていない、今まで関わったことのない分野の仕事を好きになれ!と言うのはなかなか難しいと思う。新見の奮闘や葛藤する姿、スタッフ、モデル達との関わりはなんだかん...

不本意な異動の中、やるべきことはきちんとやっているほうじゃないかな?と思った私は仕事に対する意識が低いかもしれない… 希望もしていない、今まで関わったことのない分野の仕事を好きになれ!と言うのはなかなか難しいと思う。新見の奮闘や葛藤する姿、スタッフ、モデル達との関わりはなんだかんだ前向きで読んでいて楽しかった。関連の作品もありそうなので読んでみようと思う。

Posted by ブクログ

2022/03/12

老舗出版社で文芸部門の仕事がしたかった新見だが、PrettyでPopでPureなローティーン向け女の子雑誌に異動になる。 不平たらたらの新見 しかし本気で仕事に取り組む先輩たちや、カメラマン、スタイリストたちに、叱られたり教えられたり助けられたりしながら本当の“仕事マン”とし...

老舗出版社で文芸部門の仕事がしたかった新見だが、PrettyでPopでPureなローティーン向け女の子雑誌に異動になる。 不平たらたらの新見 しかし本気で仕事に取り組む先輩たちや、カメラマン、スタイリストたちに、叱られたり教えられたり助けられたりしながら本当の“仕事マン”として目覚めていく ローティーンの雑誌モデルたちのプロのお仕事、オーディションの悲喜こもごも、“スター”の光なども見どころ 〇お仕事小説。登場人物たちにみんなを応援したくなる。 〇スポンサーとのトラブル怖い 〇仕事は本気でやると何かしら面白い

Posted by ブクログ

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