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失職女子。 私がリストラされてから、生活保護を受給するまで
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失職女子。 私がリストラされてから、生活保護を受給するまで

大和彩(著者)

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失職女子。 私がリストラされてから、生活保護を受給するまで

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 WAVE出版
発売年月日 2014/09/25
JAN 9784872907070

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商品レビュー

3.4

28件のお客様レビュー

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2021/03/17
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※このレビューにはネタバレを含みます

失職女子。 私がリストラされてから、生活保護を受給するまで 著者 大和 彩 WAVE出版 2014年10月2日発行 大学卒業に際し、安定を最優先に求めた著者。契約社員ではあったが、とても安定した会社に入れ、北関東の実家から通勤時間に往復で4~6時間かけて通う。しかし、安定した仕事につけて苦にならず。1年後、正社員にもなれた。そして、東京に引っ越して一人暮らし。ところが、それから1年後、会社が扱う商材から出る化学物質が原因でアレルギーに。医師の奨めで休職。 傷病手当で静養するも、両親に連れ戻される。子供の頃から、両親には虐待やDVを受ける。父親は暴力、母親は消しゴムをクッキーだと食べさせけらけら笑うなどの“いじめ”。現在、30代後半の著者が今も後悔していることは、この時、会社を辞めて一人暮らしを放棄し、実家に帰ってしまったことだという。 実家で著者は、3つの「溜め」を失ったという。一つはお金。母親は勝手にカードを持ち出し、うまいこと言って暗証番号を聞き出す。お金をおろす。なんと、お金が入っていないと文句を言う。 手紙は全部勝手に開封され読まれる。これで友達ともボツ交となり、人との繋がりという2つめの「溜め」も奪われる。 そして、やる気という名の最後の「溜め」も失せる。 派遣で職を得る。しかし、イリーガルな派遣会社だった。なんとか耐えて働く。夜が2時間ほどしか寝られなくなり、医師にかかる。両親と別居を奨められ、再び一人暮らし。すると、リーマン・ショック。食べていたトーストを落とすほど、朝のニュースに驚く。最初に勤めていた安定企業が倒産。その後、勤めていた派遣会社も倒産。 失業期間を経て、2010年から正社員の職を得る。しかし、1年ほどでクビに。体調を崩していたので傷病手当を最大1年半もらい生活、その後には失業保険ももらえるはず。だが、積極的に次の職を探して3ヶ月更新の契約社員となる。長い勤めを望まれたので喜んで入った。ところが、3ヶ月でクビ。失業保険をもらおうとハローワークに行くと、3ヶ月働いたことにより、前の会社の失業保険は対象外となり、3ヶ月の会社も期間が短すぎて出ないことがわかる。ガーン!ここから地獄が始まる。すでに30代後半、100社に応募するが全て落ちる。 残り3000円。 どうする?借金、風俗、自死(青木ヶ原の樹海と決めていた)のどれを選択するか、というところまで行った。 しかし、ハローワークでハローワー子さん(仮名)と、役所の福祉課で諸葛孔明子(仮名)という素晴らしい職員と出会う。2人は職務上でも連携していて、彼女の就労を応援。履歴書の書き方や面接の受け方も細かく教えてくれるし、面接先の選定もやってくれる。著者の話をメモもしないのに、次会った時には詳細まで完璧に覚えている。 役所の福祉課では、最初、総合支援資金貸付プラス住宅支援給付か、生活保護か、の2つを教えられる。著者は生活保護など念頭になく、前者を選ぶ。週に一度の就職応募または面接など、厳しい条件があったが、就労に前向きな著者は律儀にこなしていく。 しかし、100社に落ち、どうにもこうにもならなくなる。 生活保護を勧めてきたのは、役所の福祉課、諸葛孔明子さんだった。 総合支援資金貸付プラス住宅支援給付というのは、生活保護申請をさせないための「水際作戦」だったというのを著者は後で知るが、一般的に言う生活保護をさせまいさせまいとする役所窓口像とは違い、生活全般や就労支援に積極的に関わり、生活保護申請もちゃんと案内するその様子は、読んでいて意外な思いを抱かせる。 新聞や週刊誌、ネット情報などをもとに、役所に対する偏見を形成してしまったのかもしれないと、反省させられる本でもある。 本人は働く意欲も満々なのに、30代後半になるとまったく相手にされず門前払い。その現実の厳しさ、日本の社会のゆがみを訴えているとともに、決して希望を捨ててはいけない、思いこんではいけない、という著者の強い声も聞こえてくる。 著者は、乖離とパニック発作に悩まされ続けているとのこと。乖離とは、生身の体と自分の本体が一致していない感じがする心の病で、ふわふわと浮かんでいる気分になるという。だから、階段などは危ない。一度、地面に落ちたが、乖離だかあら痛くはない、しかし、足がパンパンに腫れた。 一時、酷く記憶力が悪くなり、昨日のことも思い出せなくなったので、防備録のつもりでブログを書いた。それが目にとまり、ウェブ上で物書きの仕事を得る。ほんのちょっとした自宅仕事にすぎないが。でも、それが本このような本になった。 頑張っている、大和彩さん。 頑張っている、貧困と闘う若者たち。 恐いのは、偏見。

Posted by ブクログ

2019/09/12

生活保護でも働いていい!知らなかった 生活できる額に足りない額を保護してもらえる そんな優しい制度 でっかく借金する前に生活保護にしたほうが 良さそうだ

Posted by ブクログ

2019/05/21

筆者の体験談ブログの書籍化 親からのDV,リストラ、就職困難、体調不良など。 まあ、かなり特殊事例という感じはする。

Posted by ブクログ

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