1,800円以上の注文で送料無料

沈黙の果て(上) 創元推理文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

沈黙の果て(上) 創元推理文庫

シャルロッテ・リンク(著者), 浅井晶子(訳者)

追加する に追加する

沈黙の果て(上) 創元推理文庫

定価 ¥1,386

¥1,265 定価より121円(8%)おトク

獲得ポイント11P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2014/09/01
JAN 9784488211059

沈黙の果て(上)

¥1,265

商品レビュー

3.6

9件のお客様レビュー

レビューを投稿

2022/07/20

シャルロッテ・リンクを初めて読んだのが、つい先日、『裏切り』である。 たいそう面白かったので、シリーズの続きの出版を楽しみにしているのだが、 過去の作品はさほど関心が沸かなかった。 それがである。 我が積読山脈の裾野に、上下きっちりあるではないか! というわけで、早速読んだのであ...

シャルロッテ・リンクを初めて読んだのが、つい先日、『裏切り』である。 たいそう面白かったので、シリーズの続きの出版を楽しみにしているのだが、 過去の作品はさほど関心が沸かなかった。 それがである。 我が積読山脈の裾野に、上下きっちりあるではないか! というわけで、早速読んだのであった。 結論を言えば、面白かった。 しかし、上巻は少々きつかった。 5組の夫婦、カップルが出てくるのだが、それについてのあれこれが描かれる。 10代の恋、夫婦の仲、さらには親子のもめごと、カップル同士の仲 etc... いやいや、そんなに描写されましても、ええと・・・・・・ 読む支えになったのは、いきなり一人殺されている場面だ。 それから少々過去に戻って話が描かれる。 いずれこう進んでいくのだという、言わば予告があったから、読み進んでいけた。 予告通り、いや、予告以上に事件は起こり、面白くなっていく。 誰と誰が夫婦なのかは、メモしたほうがいいだろう。 誰だっけ? がなく読んでいけて、私はとても楽だった。 舞台はヨークシャーで、主な登場人物はドイツ人だ。 作者シャルロッテ・リンクはドイツ人である。 13才の時に旅行で訪れて以来、イギリスに夢中なのだそうだ。 この『沈黙の果て』も、先日の『裏切り』も、いかにこの殺人が行われたかという、トリックを暴くものではなく、なぜ殺人をしたのか、をテーマにしている。 「ミステリーにはトリックがないと」という方には向かない作家なのだろう。 しかし面白い。 ベストセラー続出の、ドイツの国民的作家というのも無理はない。 ぜひ一度読んでほしい。

Posted by ブクログ

2021/04/16

翻訳が読みやすく、心理描写も深くて、登場人物多い割に理解しやすいです。初読の作家さんですが、登場人物一人一人が生き生きとしていて、力量が感じられます。人物のビジュアル、風景までイメージできる作品はそうそうありません。じっくり読み進みながら下巻へ。展開が楽しみです。ここまで読んだ限...

翻訳が読みやすく、心理描写も深くて、登場人物多い割に理解しやすいです。初読の作家さんですが、登場人物一人一人が生き生きとしていて、力量が感じられます。人物のビジュアル、風景までイメージできる作品はそうそうありません。じっくり読み進みながら下巻へ。展開が楽しみです。ここまで読んだ限り、素敵なお屋敷てもこんなピリピリしたところで休暇を過ごしたくない、という思いが募るばかりてす。

Posted by ブクログ

2016/03/12

ドイツの大人気作家の力作。 前に読んだ「姉妹の家」よりも面白いです! 英国ヨークシャーの別荘に集まったドイツ人の3家族。 何かといえば行動を共にしている仲のよさなのだが‥ 大学教授のアレクサンダーの妻イェシカは獣医で、初めてこの屋敷に滞在しています。 後妻なのでこのグループには...

ドイツの大人気作家の力作。 前に読んだ「姉妹の家」よりも面白いです! 英国ヨークシャーの別荘に集まったドイツ人の3家族。 何かといえば行動を共にしている仲のよさなのだが‥ 大学教授のアレクサンダーの妻イェシカは獣医で、初めてこの屋敷に滞在しています。 後妻なのでこのグループにはまだ馴染みが浅く、先妻の娘には反抗期の年頃でもあって反発されている。 視点はどんどん変わりますが、イェシカが一番多く、この女性が感じがいいので救われます。 別荘の持ち主パトリツィアは美人でリーダー格だが、完ぺき主義のきつい女性。 その夫はそんな妻に疲れている。 カリスマ・セラピストと、大人しいその妻。 男たち3人は学生時代からの親友という。 別荘のかっての主の隠し子だったと信じる男性が登場、パトリツィアの叔父として相続権を主張してくる。 憤慨するパトリツィアだが‥? ややこしい人間関係がじわじわと描かれます。 事件が起きたことはわかっているのですが、その展開は下巻で! さすがの緻密な描写で、だんだんと盛り上げていくのが上手い。 息が詰まるような人間関係がはたして‥? ミステリ作家というよりはドラマチックな作風のエンタメ作家だと思いますが、この作品はミステリと言っても良いかな。 翻訳も良いと思います☆

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品