少数精鋭の組織をつくり上げる「5まめ」と12のテクニック 少数精鋭組織づくり編 リーダーのための起業の教科書シリーズ

平間正彦【著】

• 販売会社／発売会社: 起業家大学出版
• 発売年月日: 2012/11/07
• JAN: 9784863180208

商品レビュー

2015/06/03

我々のような中小企業では、
良い人材をたくさん獲得することは
難しいものです。

取れる人材や、今いる人材で
少数精鋭になることが重要ですね。

本日ご紹介する本は、

普通の組織を少数精鋭組織に変えるための
ポイントを徹底指南した１冊。

ポイントは、
「コミュニケーション」

大企業であっても、中小企業であっても、
いい企業というのは、
最少単位の組織がしっかり運営できているものです。

そのためには、各々のメンバーが
コミュニケーションの本質や人間の心理、
人の感情を知った上で、
コミュニケーションを学ぶ必要があります。

「質より量」

コミュニケーションをする上で重要なのは、「質」より「量」

エビングハウスの忘却曲線によると
人間は聞いたことを
２０分たつと、４２％
１時間たつと、５６％
１日たつと、７４％忘れます。

ほとんどのことは忘れると考えてもいいくらいです。

伝えたいことは、どう伝えたかよりも
何回伝えたかが重要です。

「メッセージ」

人間は忘れる生き物です。
いくつものことを同時に伝えると、必ず忘れます。
１回のトークでは、１つのメッセージに絞ることが重要。

話の最初にポイントを伝え、
説明や、例題を話し、
最後にもう一度、ポイントを伝えましょう。

「１理３例」

１つの理論を伝えるのに、３つくらいの事例が必要。

人間が理解できることは、経験したことだけです。
経験のないことは、話だけ聞いても腹に落ちません。

伝えたい人が経験しているであろう事例に置き換えて
説明することが、理解を深めます。

ぜひ、読んでみてください。

◆本から得た気づき◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
体験」が人を育て、成長させてくれる
少数組織の場合、人の成長が組織としての成果につながる
コミュニケーションをする上で重要なのは、「質」より「量」
地味で誰でもできることを継続することが、企業が生き残る道
ポイント＝１回のトークでは、１つのメッセージに絞る
叱る場面＝その人のことを想って、２度と再現してほしくないと思っていることを伝える
褒める場面＝頑張って成果をだした事など、また再現してほしいといいうことを伝える
通常のミーティングや会議を、「ホウレンソウ」から「人材育成会議」にシフトしていく
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆目次◆
はじめに
第一章 「少数精鋭組織」とはなにか?
第二章 経営者と社員の間の誤解はなぜ起きるのか?
第三章 どうして、伝えたいことが伝わらないのか?コミュニケーションの質を向上させる8つのポイント
第四章 従業員同士のコミュニケーション「1人+1人=5人」の組織をつくる4つのポイント
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆マインドマップ◆
http://image01w.seesaawiki.jp/f/2/fujiit0202/e696020f97a576a6.png