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新宿鮫 新装版(8) 風化水脈 光文社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 光文社 |
| 発売年月日 | 2014/09/11 |
| JAN | 9784334768010 |
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新宿鮫 新装版(8)
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新宿鮫 新装版(8)
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商品レビュー
3.9
15件のお客様レビュー
662ページの長編。 新宿という街の由来に立ち返り、作者は新宿に関わる膨大な文献を読み調査した。 2,000年に出版されたものだが、その内容は現在の2026年に比べても、色あせない。 警察関係、暴力団、水商売、不法就労外国人など、新宿歌舞伎町に展開する人々の想いが登場人物に依って...
662ページの長編。 新宿という街の由来に立ち返り、作者は新宿に関わる膨大な文献を読み調査した。 2,000年に出版されたものだが、その内容は現在の2026年に比べても、色あせない。 警察関係、暴力団、水商売、不法就労外国人など、新宿歌舞伎町に展開する人々の想いが登場人物に依って語られて行く。 鮫島は高級車窃盗団を追っていた。 そのアジト(ガレージ)のある古家の井戸から死蝋となった遺体を発見する。 遺体の弾痕から警察で使われている拳銃ということが判明するが、既に時効と成っている為、警察の上層部は不起訴で処理した。 納得がいかない鮫島は単独で調査を続けると、その遺体に関わる思わぬ因縁に直面する。 既刊のシリーズに比べて、アクションシーンは少ない。 「風化水脈」というタイトルから、かつては新宿に流れていた水脈のごとく、新宿に暮らす人の過去に縛られた思いが、鮫島を当惑させる。 本書の内容はこの、過去に捕らわれた人々の心理面について、紐解かれていく。
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最後の数ページのクライマックスが、 急激に心拍数上がる‥読む場所も選びたくなる。 新宿という街の映し出される情景に毎回圧倒される。
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読み始めると停められなくなるモノが在るシリーズだと思う。新宿署に在る、少し「訳アリ」で、街のワルにはその姓にも引っ掛けて“新宿鮫”と綽名される鮫島警部が奮戦するというシリーズである。物語の大半は鮫島の目線で綴られるが、適宜作中の事件関係者等の目線に切り替わる箇所も交じる。二転三転...
読み始めると停められなくなるモノが在るシリーズだと思う。新宿署に在る、少し「訳アリ」で、街のワルにはその姓にも引っ掛けて“新宿鮫”と綽名される鮫島警部が奮戦するというシリーズである。物語の大半は鮫島の目線で綴られるが、適宜作中の事件関係者等の目線に切り替わる箇所も交じる。二転三転しながら、鮫島が出逢った、関わった事案の顛末がテンポ好く描かれる。そういう雰囲気は本作でも健在だ。 好評を博しているシリーズが続く中、シリーズの過去作品の「続き」的な要素を巧く織り込むということも出来ると思う。“新宿鮫”のシリーズは、そういうことを巧くやっているシリーズだと思う。と言って、過去作を余り知らなくても、作中人物達が想い起す過去、来し方として内容が巧く処理されているので、過去作の事柄が初めて作品に触れる読者にとっての“敷居”には決してなっていない。その辺が、このシリーズが長く続いている一因であるようにも思う。 本作の物語冒頭の方は、鮫島が過去の事件で逮捕していて、少し長く服役し、出所して街に戻っているという人物と偶々出くわすというような辺りから起こっている。暴力団構成員の真壁という男は、中国人グループとの抗争で関係者を殺傷しており、自身でも重傷を負いながら新宿署に出頭し、鮫島に逮捕されたという経過が在った人物である。 真壁のその後も気になる鮫島ではあったが、捜査に勤しんでいる事案が在った。車輛の窃盗である。管轄内で高級車の盗難という届け出が相次いでいるのだが、通過車両のナンバー等の情報が記録される“Nシステム”に、盗難の旨が届け出られた車輛の情報も入らない。幹線道路等に設置された“Nシステム”の場所を避け、比較的近い場所に設けた場所に入って、車輛のナンバープレートを換えてしまう、場合によって色を塗り替えてしまうようなことをして、何処かの場所に移動して集積した上で、恐らく国外に盗んだ車輛を送り出してしまっているのだと鮫島は推測していた。更に、推測したようなことが行われるとすれば、様々な役割分担が生じると見受けられることから、大掛かりなグループが犯行に携わっていると鮫島は想いを巡らせた。 やがて鮫島は、推測した条件で犯行グループが使えそうなガレージや修理工場のような場所を、管轄内の目星をつけた辺りを丹念に動き回って調べていた。そういう中、西新宿の駐車場で管理人をしている大江という老人と知り合う。大江が居る駐車場の傍には数十年前に建てられたと見受けられる、空家である期間が相当に長いと見受けられる家屋が在る。その家屋の脇に、少し新しい大きなガレージが建っている。何やら不思議な様子だ。 こうして鮫島が事件の謎に挑む中、犯行に携わる者達と真壁の因縁という話しが在り、更に新宿の街の過去、遠い過去の出来事等が交錯しながら物語は展開する。また真壁と相思相愛のホステスが、偶々出くわして少し親しく語らう客の男というのも興味深い。 本作は1999年に新聞連載で初登場し、2000年に単行本化、その後文庫化されている。考えてみると20年以上も経つ。が、全然「古さ」を感じない。変貌を遂げ続ける巨大な街で、ブレずに活動を続けようとしている主人公が、最新の事件と遠い過去の事件が交差する地点に入り込み、そこでの様々な事柄の顛末という様子になっている物語だ。かなり面白い!
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