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鬼の哭く山
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新宿書房 |
発売年月日 | 2014/09/01 |
JAN | 9784880084497 |
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鬼の哭く山
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商品レビュー
5
1件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
久々の宇江敏勝作品、しかも超久々の小説集。 この人はもっと評価されてもいいと思うのだが、この人の本はマイナーな出版社から少数しか刊行されないうえ、メディアの露出もほとんどない(俺は偶然「本の雑誌)の記事で知ったのだが)からなぁ。 宇江さんのホームグラウンド果無山脈の話は1つで、残りは隣の山脈大峰が舞台。大峰奥駈道踏破を目指す俺には、興味津々の舞台。この大峰山系で生活する人々(山小屋の守であったり木杓子の職人だったり前鬼の名取だったり)の日常の中にひょんとつけいる怪異。 そこには恐怖ではなく、畏怖だったり崇拝だったりちょっと滑稽だったりを感じる。宇江さんに異世界がある現世を描かせると本当に上手い。独特の味わいがあって、なんだか無性に山に行きたくなるのである。 随分軽薄になってしまった「都市神話」だとか「学校の怪談」だとか、そのレベルの話に飽きてしまった人にも是非読んでもらいたい。日本の民俗学や土着信仰に興味がある人は勿論、ケルト神話はじめ異国の土着信仰に興味がある人にも是非。山好きにも、農業林業を営む人にも…あらゆる人に宇江敏勝は愛読されても良いと思うのだけどなぁ
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