先住民アイヌ民族 別冊太陽

平凡社

• 販売会社／発売会社: 平凡社
• 発売年月日: 2004/11/20
• JAN: 9784582944778

商品レビュー

2012/07/03

アイヌ関係の資料集で写真がよくて印象に残っている。

アイヌ調査をするのなら，本書を手にとって，同じ印象を自分の目で見て確かめたいと思った。

ps.
図書館で所蔵している場合があるので、ネットで検索して見るとよい。
愛知県図書館では、県内の図書館の県内横断検索ができるので便利だ。
http://www.aichi-pref-library.jp/
稲沢市、岡崎市、常滑市、蟹江町、小牧市、美浜超、田原市、愛西市、瀬戸市、江南市、春日井市、幸田町、東海市、碧南市、東郷町、北名古屋市、愛知県、一宮市、津島市の合計１８カ所にあることが分かりました。

ps.県内横断検索で、名古屋市が検索の対象外なのは悲しいです。

2011/09/13

大まかな歴史・文化のさわりが満遍なく書かれている、気がする
入門書としてはありかも

現在「アイヌ民族」として生きている人の文章をページを大きくさいて載せており、なかなかよい

吉里迷（ぎれみ）＝オホーツク文化を担っていた人々＝ニブフ、骨鬼（くい）＝擦文文化を担っていた人々＝アイヌ

蝦夷＝渡党、日ノ本、唐子
渡党＝流刑者の末裔や渡道者の末裔

・アイヌの薬草利用は漢方薬のように複数種を混合するのではなく１種類で使用された
・アイヌ料理の特徴は保存、一年を通じて食べられるよう加工した
・アイヌ民族を代表する音の道具「ムックリ」、北海道は竹が少ない地域なのに、竹でできている
・アイヌは人や動物など具体的な姿を描くとそこに魂が宿り場合によっては害を及ぼすことから絵画のような視覚媒体には記録を残さなかった
・木彫り熊はアイヌ伝統文化ではない、盛んになったのは1932～1933（S7~8）ころ

2011/06/06

日本人がアイヌを語るときには後ろめたさが伴うというのは、正直な述懐だと思いました。
狩猟民族より農耕民族のほうが文化が進んでいるという錯覚を正してくれたことも、非常にためになりました。