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私を通りすぎた政治家たち
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私を通りすぎた政治家たち

佐々淳行(著者)

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私を通りすぎた政治家たち

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2014/08/28
JAN 9784163901138

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商品レビュー

3.4

13件のお客様レビュー

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2020/08/23

 なかなか政治家というのは評価が難しい人たちだと思う。ある本では礼賛され、またある本では貶され、そのどちらにも支持者がいる。この本が他の政治家評と異なるのは、筆者が直に見た人間的なところにも踏み込んでいる点にある。これは危機管理の専門家として長いあいだ外から政治家を間近に見続けた...

 なかなか政治家というのは評価が難しい人たちだと思う。ある本では礼賛され、またある本では貶され、そのどちらにも支持者がいる。この本が他の政治家評と異なるのは、筆者が直に見た人間的なところにも踏み込んでいる点にある。これは危機管理の専門家として長いあいだ外から政治家を間近に見続けた著者ならではの面白さがある。パフォーマンスを抜きにした、本当の人となりというのは一般人にはなかなか見えないものであり、読者もこれまで何となく想像してきたそのイメージを覆されるかもしれない。客観性と引き換えに小説のようであり、誰におもねることもなく切り捨ててゆくところがなんとも痛快である。しかし著者がこうも鋭く政治家を切り捨てるのは、政治家たりえない人間が政治をすることは、国益を損なうからだという信念に基づいていることを忘れてはいけない。  著者は政治屋(ポリティシャン)と政治家(ステーツマン)を区別する。政治のために生きる人間と、国益・国民のために生きる人間がいる。国益を損なう政治家の多くは、自らの利益やプライドといった私益を優先する。肩書のために平気で魂を売る。我欲に走るばかりで清廉を守り思想を貫く政治家が居ないという著者が、新しい世代の政治家として小泉進次郎や橋下徹について言及しているのも、今となっては興味深い。今までもこれからも、政治には政治家と政治屋が居続けるのだろうが、それでも私たちは政治家が政治家たりうる人間なのかを見極めなければならない。

Posted by ブクログ

2019/03/31

危機管理のエキスパート・佐々淳行氏が亡くなったのは2018年。 本書は亡くなる4年前の発行だ。これまでも佐々氏の作品はいく つか読んだが、本書からは「佐々氏も老いたんだな」との印象 が強かった。 冒頭の佐々家3代の系譜は興味深いのだが、それ以降の戦後日本の 政治家につ...

危機管理のエキスパート・佐々淳行氏が亡くなったのは2018年。 本書は亡くなる4年前の発行だ。これまでも佐々氏の作品はいく つか読んだが、本書からは「佐々氏も老いたんだな」との印象 が強かった。 冒頭の佐々家3代の系譜は興味深いのだが、それ以降の戦後日本の 政治家についての論評は、論評に名を借りた自分語りでしかない。 佐々氏は言う、政治家はノブレス・オブリージュでなければならない。 それを基本にして政治家を論評しているのだが、岸信介にはじまって 小泉進次郎まで、そんな政治家いるかぁ?という感じだ。 日本でノブレス・オブリージュを体現されているのは天皇皇后両陛下 に代表される皇室の方々だけではないだろうか。多かれ少なかれ、 政治家は私利私欲で動いているとしか思えないし、責任など感じて いる人はごく稀なのではなか。 福島第一原子力発電所事故の際の民主党政権の対応はボロクソに書いて いるのに、JCO臨界事故の際、事故対応より組閣を優先した小渕恵三氏 の項ではまったく触れずに持ち上げまくり。 毎度おなじみ危機管理のお話でも同様。危機管理のエキスパートとして 海外にも「人を殺さない警備」を助言しているのだが、樺美智子さんの 死に関してはなかったことか? 佐々氏も都合の悪いことは「なかったこと」にしたいのだな。やっぱり 官僚は官僚体質を抜けきれないのか。 あさま山荘事件や安田講堂事件、よど号ハイジャックなどに関する著作 では参考になることも多かったが、本書は駄本の類かな。 ただ、ひとつだけ収穫がある。2004年に邦人3人がイラクで人質にされ た時、時の小泉政権に「人質3人の行動は自己責任を問うことを原則と する」と助言していたとの話。 「時の政権に対して、自分はこれだけの影響力があった」との自慢話と して記したのかもしれないが、これが近年日本に蔓延している自己責任 論の発生源だったんだな。 死者に鞭打つことはしたくはないが、この助言だけで私の中の佐々氏へ の評価は大暴落なのである。

Posted by ブクログ

2015/05/16

警察官僚で後藤田正晴氏の薫陶をうけてきた著者だけあって、政治に一家言あることは分かるが、どうも自民党寄りな立ち位置なのが気になる。加藤氏など、自民党議員に対してもバッサバッサと切り捨てる論調は小気味いいが、それでも立ち位置は自民党寄り。後藤田氏のように軍隊を反対する立場を見てきた...

警察官僚で後藤田正晴氏の薫陶をうけてきた著者だけあって、政治に一家言あることは分かるが、どうも自民党寄りな立ち位置なのが気になる。加藤氏など、自民党議員に対してもバッサバッサと切り捨てる論調は小気味いいが、それでも立ち位置は自民党寄り。後藤田氏のように軍隊を反対する立場を見てきた著者は、昨今の安倍政権が憲法改正してでも自衛隊を軍事派遣しようとしている姿勢を見て、それでも安倍晋三氏を支持するのか、そこを知りたいと思った。

Posted by ブクログ

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