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脳はどこまでコントロールできるか? ベスト新書447
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脳はどこまでコントロールできるか? ベスト新書447

中野信子(著者)

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脳はどこまでコントロールできるか? ベスト新書447

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ベストセラーズ
発売年月日 2014/08/19
JAN 9784584124475

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商品レビュー

3.6

41件のお客様レビュー

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2024/05/26

私は自分を何時も騙している。仕事でも日常生活でも趣味の世界でも、常に「これは楽しくて、意味のある事」だと思って取り組んでいる。幼い頃から親に沢山の習い事やら学習教材を与えて貰い、それを全部こなさないと友達と遊ぶ事も出来ないから、何とか楽しいと感じて、さっさと終わらせようとする経験...

私は自分を何時も騙している。仕事でも日常生活でも趣味の世界でも、常に「これは楽しくて、意味のある事」だと思って取り組んでいる。幼い頃から親に沢山の習い事やら学習教材を与えて貰い、それを全部こなさないと友達と遊ぶ事も出来ないから、何とか楽しいと感じて、さっさと終わらせようとする経験から自然と得た考え方でもある気がする。だから、取り組んでいると意識せずとも、自然とその様に考える思考回路が出来上がったに違いない。今もそうだ。仕事はやってもやっても終わりが見えず、とても時間を持て余す様な所謂ヒマが私を訪れたことはない。一つこなせば上司から部下から新しい難題を突きつけられ、一緒に悩む、考える日々は生きている間中、終わることなどないし、終わる事も期待しない。こうして読書しながらも同じ様な感覚で本に触れている。書棚には様々なテーマ、難易度もまちまちな本が沢山並び、未だ未だ読んでない本もある。読書という行為が、知識の山の征服であるなら、地下から湧き上がるマグマが山を徐々に高くしていき、今日100メートル登れば、明日には200メートル高くなっている。そんな山の頂上を遙か先に眺め微笑む自分。他人から見たら少し(いや、大分)気持ち悪いかもしれない。だけど本棚を前に寝っ転がって読書するだけで、これからこれら知識が全て自分に入って来る姿を想像するだけで、自分が(未だそうではないのに)頭脳明晰あらゆる知識で誰とでも対等に会話できる人間になったと錯覚する(想像している)。 中野信子氏の書籍は大好きである。脳科学の世界は人類未踏の地として未だ未だ研究も発展途上にあるが、氏も同じ様な感覚で、辿りつかない頂きを目指しているのではないかと私は勝手に思っている。 脳は自分が好きに制御できるものか。この問いかけに対して、タイトルだけで私は確信的に「出来る」と思い読み始めた。目次を見ればよく知った脳の認知機能や人の行動に関する実験・研究が並んでいるが、それらを日常のありがちな人の行動に置き換えて、わかりやすく解説していく。それらはほぼ全てが自分の認識や行動に簡易に結びついて来るし、人生半ばを当に過ぎて、身体の衰えを感じる自分にさえ、脳だけはいつまで経っても死ぬ瞬間まで成長出来るという大きな自信と希望を与えてくれる。 ここでは人の成長と行動に関する様々な気づきも得られる。それらを認識した上で更に強く向上させる技術も知ることが出来る。だから、結論としては「脳は制御(コントロール)出来る」という私の考え方も間違えてはいないだろう。但し、人の個々の能力には当たり前だが身体的特徴の差、経験に裏づけられる判断力や記憶量に違いはあるから、表面に現れたわずかな差異が、人によって出来る人出来ない人のレッテルに影響している事、これも仕方の無い事実だ。だがそこで諦めるのは勿体無いし、何より自分を騙して制御して、何も知らないより上手く早く能力を向上させる事も可能だ。直接的にそうした技術を伝えるノウハウ本なんかではなく、本書の様な脳の特徴(認識の構造と呼ぶべきか)から知る方が、よほど脳のトレーニングにもなるだろう。 私が如何に毎日自分を勘違いして、自分を制御して前に進んでいるか。レビューを書きながらも、きっと恐らく私は自分の中の「少し」背伸びした自分に追いつこうと、自分では苦に感じない負荷を与え続けている。

Posted by ブクログ

2024/02/23

『ひとりの天才が、周囲に影響を与え、影響を受けた側も、さらに本人に影響を与え返す。そのようにして、人間の才能というのは、互いに磨かれ、成長を促されるのでしょう。』 最後のまとめ方もすごいよかったなあ 私も学生時代に何年もかけてじっくり科学を学べた時間が最高に幸せだった

Posted by ブクログ

2023/12/25

ガチガチの脳の話というよりも、身近な例を用いて読みやすく、心理学の視点としても紹介されています。 脳は勘違いしやすいよということが多く紹介されています。 話題としては、 ゲシュタルト知覚(無意識に1つの塊として捉えてしまう) 知識の錯覚(分かった気になる) 速...

ガチガチの脳の話というよりも、身近な例を用いて読みやすく、心理学の視点としても紹介されています。 脳は勘違いしやすいよということが多く紹介されています。 話題としては、 ゲシュタルト知覚(無意識に1つの塊として捉えてしまう) 知識の錯覚(分かった気になる) 速いシステムと遅いシステムの意思決定回路 同調圧力 相関関係と因果関係 クラスター錯覚(関係ない出来事を意味があるように誤認する) 認知バイアス バンドワゴン効果(周りの評判を信じて自己決定してしまうこと。「10万部突破」という宣伝文句につられて買ってしまうなど。) サンクコストの錯覚(コンコルド効果)(それまでに費やした費用や時間の影響で、合理的な意思決定ができなくなること) ハロー効果(肩書きや経歴など一部分の評価によって全体の評価をしてしまうこと。本を出版しているのだから頭がいいのだろう。) ラベリング効果(レッテルを先に貼ることで自分や相手の行動を意図した方向へ向かわせること。田中さんって几帳面ですよね。) ウィンザー効果(第三者を介した方が直接伝えるよりも効果が大きくなること) プラシーボ効果(偽物でも本物、効果があると信じることで有効な結果がでること。反対をノーシーボ効果) エミール クーエの法則(努力逆転の法則。意志の力で努力するほど、正反対の結果がでてしまうこと。) バーナム効果(誰にでも当てはまることをあたかも、自分に当てはまることだと感じてしまう。) などが普段の生活でも起こり得るような例を用いていくつも紹介されています。 他にも、 妄想することの効果 男女の脳の違い セロトニンとドーパミン など興味深い内容があります。 「ふむふむ。なるほど。」「あっ、これ知ってる。」で終わるだけでなく、 「これはこんな時に活かせるな。」と活用できそうな場面を想像してみるとより効果的かと思います。

Posted by ブクログ

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