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往生際の悪い奴
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往生際の悪い奴

島田雅彦(著者), ヤマザキマリ

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往生際の悪い奴

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本経済新聞出版社
発売年月日 2014/08/12
JAN 9784532171285

往生際の悪い奴

¥385

商品レビュー

3.4

5件のお客様レビュー

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2020/10/22

これは非常に面白い! 初めはわらしべ長者的な話が続くのかと思ったら、中年の若い女性への狂気と思える恋心が描かれている。 ただ、すごく共感している自分に少し呆れる。 同じような年齢になってきたからなのか。 見た目や体力が衰えてもやはり気持ちは若いころと大して変わらないことも激しく共...

これは非常に面白い! 初めはわらしべ長者的な話が続くのかと思ったら、中年の若い女性への狂気と思える恋心が描かれている。 ただ、すごく共感している自分に少し呆れる。 同じような年齢になってきたからなのか。 見た目や体力が衰えてもやはり気持ちは若いころと大して変わらないことも激しく共感できる! この作家はちょっと好みかもしれない。 他の色んな本を読んでみたい。

Posted by ブクログ

2015/03/30

「わらしべ長者」が発端の放浪譚かと思いきや、放浪しかけていた28歳の主人公が、56歳の弁護士に出会うところから、親子ほど歳の離れた師弟の話になっていきました。放浪譚も師弟の話もどちらも作者の得意のパターンですが、本作では、師弟が経験する性愛、それも老いらくの恋が主題のようです。め...

「わらしべ長者」が発端の放浪譚かと思いきや、放浪しかけていた28歳の主人公が、56歳の弁護士に出会うところから、親子ほど歳の離れた師弟の話になっていきました。放浪譚も師弟の話もどちらも作者の得意のパターンですが、本作では、師弟が経験する性愛、それも老いらくの恋が主題のようです。めくるめく展開と細部にわたる描写で読み飽きさせない内容です。日本文学の伝統の「色好み」を現代に置き換えたとのことですが、この試みが成功といえるかどうかは、よくわからないというのが感想です。

Posted by ブクログ

2015/03/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

やはり島田雅彦にハズレなし。わらしべ長者になろうと道端で配られたポケットティッシュから始まった物々交換の旅は途中で途絶えたかのように思わせておいて、物語の終盤に突然、大団円を迎える。氏のストーリーテラーとしての力量と、ところどころで挟む諧謔にセンスの良さを感じた。というわけで、島田雅彦にハズレなし。ドラマにしたら結構面白いだろうな。主なキャスティング、山下 濱田岳、三島 風間杜夫、絵美里 ううん思いつかん。やはり沢尻エリカ、もしくは石原さとみってことで。

Posted by ブクログ