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居酒屋の誕生 江戸の呑みだおれ文化 ちくま学芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2014/08/08 |
JAN | 9784480096371 |
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酒屋は古くからあったが、居酒(酒屋で酒を飲む)という行為が盛んになってきたのは元禄時代になってから。といっても今でいう角打ちみたいなものだったらしいが、神田に現在もある豊島屋が元文元年(一七三六年)、豆腐の田楽を肴に酒を飲ませることを始めたりと、次第に居酒屋に近い業態が現れる。幕...
酒屋は古くからあったが、居酒(酒屋で酒を飲む)という行為が盛んになってきたのは元禄時代になってから。といっても今でいう角打ちみたいなものだったらしいが、神田に現在もある豊島屋が元文元年(一七三六年)、豆腐の田楽を肴に酒を飲ませることを始めたりと、次第に居酒屋に近い業態が現れる。幕府の度重なる禁止令もすり抜けて、居酒屋は拡大していく。店内の飾りつけや接客の仕方、使用する食器、酒や肴の種類も、時代と共に移り変わっていく。「おわりに」で著者は「一日の仕事を終えて居酒屋で一息つき、仲間同士で和気あいあいに、あるいは口角泡を飛ばして議論しながら酒を酌み交わし、家路につく人は多い」(p305)と書いているが、この本が出版されたのは二〇一四年。その後新型コロナウイルスの流行や、若い世代の嫌酒化など、居酒屋を取り巻く状況はどんどん厳しくなるばかりだけれど。ところがどっこい二〇二三年の冬にこの著者はしっかり『晩酌の誕生』を書いているのである。そちらも読みたい。
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居酒屋の歴史について詳しく紹介した本です。本書の中では、居酒屋が酒屋と茶屋の双方から生まれる過程を、黄表紙や川柳などの資料を元に綿密に紹介してあり、説得力が高いと感じました。 その他、江戸で飲まれていたお酒の話や、酒にまつわる町触など江戸の飲酒文化全般について色々と解説されている...
居酒屋の歴史について詳しく紹介した本です。本書の中では、居酒屋が酒屋と茶屋の双方から生まれる過程を、黄表紙や川柳などの資料を元に綿密に紹介してあり、説得力が高いと感じました。 その他、江戸で飲まれていたお酒の話や、酒にまつわる町触など江戸の飲酒文化全般について色々と解説されているため、本書一冊でも十分江戸の酒事情について知ることができると思います。 【こんな人におすすめ】 居酒屋の歴史に興味がある 江戸の酒について知りたい
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居酒屋の成り立ちからメニュー、当時の幕府の政策、風俗にいたるまで痒い所に手が届く逸品。図版が多いのも嬉しい。
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