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シェイクスピアの退魔劇 富士見L文庫
定価 ¥726
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 富士見書房/KADOKAWA |
発売年月日 | 2014/08/09 |
JAN | 9784040703022 |
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シェイクスピアの退魔劇
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シェイクスピアの退魔劇
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商品レビュー
2.4
5件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
他のレビュアーも書かれているように、素材は面白いけど消化不良な感じ。伏線(主人公の正体だけでなく、指輪や資質のことなども)が回収されていないのが気になった。続編を出してもっと説明してくれると嬉しい。 また、劇中劇のシーンが少ないのも少し不満だった。タイトルと表紙を見て「美少女シェイクスピアが(現実の)シェイクスピアの戯曲を使って華麗に除霊する」を期待していたのだが、シェイクスピア戯曲のシーンはほとんど無く、マーロウの戯曲の方が目立っていたような…。 途中までは面白かったが、終盤では頭のイカれた連中のサイコな言動に置いていかれてしまった。「演劇の恐ろしさ」と言われたらそれまでだが、それならゾンビいらなかったんじゃ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
シェイクスピアのことばには力が宿る。 素材は自分好みなのに、なんかもったいない印象だった。偽史ということで、IFの世界だと割り切ればいいのだが。シェイクスピアの正体は、それこそ色々な説があるので、女性だった、というのもひとつ面白いけれど、(女性だった設定はフィクションの世界では定番)何か、広がる感じがしなかった。もったいない。劇が魔を退ける役割をするというのも、演劇の歴史をひもとくと面白い話だし、楽しめなかったのが残念。 劇作家シェイクスピアが女性でも、女性が舞台にあがるでも、当時(いわゆる「正史」の当時)なら受け入れられないことなので、そういうところが引っかかってしまったのもあるかもしれない。エリザベス女王が演劇を好んでいたのと、女王の一存で事態が動いてしまうのは、『恋に落ちたシェイクスピア』風ではあるけど。『恋に落ちた〜』を重ねてしまって、この話が受け入れられなかったのかもしれない。
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ロンドンにはゴーストのたぐいとミステリーがよく似合う。 苦手な文体なので最後まで読めるか心配だったのですが、謎が二転三転して真相へ至る展開にドキドキしつつ一気読みしてしまいました。 無駄な装飾のない文章なので、こういう「早く先を知りたい!」と思うような展開のときにはさっさ...
ロンドンにはゴーストのたぐいとミステリーがよく似合う。 苦手な文体なので最後まで読めるか心配だったのですが、謎が二転三転して真相へ至る展開にドキドキしつつ一気読みしてしまいました。 無駄な装飾のない文章なので、こういう「早く先を知りたい!」と思うような展開のときにはさっさか読めて良いですね。 演劇的な配役で、それぞれの思惑が立体的に交錯するように描かれている点はすごく好きです。 しかし根本的に、シェイクスピアである必要性を感じないし、女性である必要性もぶっちゃけない。 あと、従僕がちょっとかっこよすぎたのがなぁ。かっこいいのはいいんだけど、そのかっこいい由縁が欲しかったというか……。「僕も一緒に地獄に墜ちます」までに、もっとはっきり成長していく過程を見せてほしかったり。 わたし的に、いろいろと惜しい作品でした。
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