金田一家、日本語百年のひみつ 朝日新書476

金田一秀穂(著者)

• 販売会社／発売会社: 朝日新聞出版
• 発売年月日: 2014/08/08
• JAN: 9784022735768

商品レビュー

2020/09/13

　カネダ一家と呼んではならない「金田一」家である。
　金田一京助、春彦は当然知っているが、三代目の秀穂は寡聞にして知らなかった。
　文章は読みやすい。辞書の大家の家庭でのやり取りがどういうものか興味のある向きには是非。第三章「親子ニホンゴ対話」が興味深い。
　同著者の「ふしぎ日本語ゼミナール」は、形式がぼくには合わず途中でリタイア。

2016/03/25

私が尊敬する「国語の神様」金田一先生の本です。若者ことばをおもしろがるところや、何にでも好奇心旺盛だったり、意外と俗っぽいところなどが楽しく、ますます好きになりました。
著者も父、春彦も出発点が日本語教師だったためか、日本語教師の地位が上がるといい、もっと専門能力が認められていいと書かれていて、とてもうれしく思いました。
また金田一京助、春彦のことも知っているようで知らなかったため、改めてその偉業がわかってよかったです。

2015/03/06

お父さん（春彦）がお父さん（京助）を語った本を読んできたのに、早その次の世代ですか。
あいかわらず、日本語って面白いです。３代かけても研究しきれない日本語。日本語の面白さを伝えることにかけて、立派な後継ぎの秀穂先生です。