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グローバリズムという病
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グローバリズムという病

平川克美(著者)

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グローバリズムという病

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東洋経済新報社
発売年月日 2014/07/26
JAN 9784492314500

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商品レビュー

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2017/05/07

アングロサクソンたる英米はグローバリズムを全面支持かと思いきや、英国のEU離脱と米国のトランプ勝利には驚かされた。 この問題を理解するためには「グローバリズムの本質」への理解が必要である。 まず、問題を考えるにあたっては言葉の正しい理解が必要である。「グローバリゼーション」は...

アングロサクソンたる英米はグローバリズムを全面支持かと思いきや、英国のEU離脱と米国のトランプ勝利には驚かされた。 この問題を理解するためには「グローバリズムの本質」への理解が必要である。 まず、問題を考えるにあたっては言葉の正しい理解が必要である。「グローバリゼーション」は国と国がある限りは通商などで必ずおこりうるもの。だが、「グローバリズム」というのは、国家間の障壁をなくそうという動きであり、世界がひとつの市場・ひとつの通貨・ひとつの言語を目指すものである。 つまりはグローバル化というのは、ローカルの消滅ということ。グローバル化をすすめるためのダイバーシティ(多様性)という言葉があるが、グローバル化の本質はローカルの排除による均質化である。いまや日本の各都市が同じ景色になってしまったように、世界の各都市も同じ景色になるということ。 ローカルの消滅というのは地域社会の崩壊につながる。地域経済の崩壊、英語教育重視の中での国語力の衰退、外国人の流入、生活習慣の国際化、などグローバル化の問題は大きい。 EU離脱を決断した英国民、TPP離脱表明のトランプを選んだ米国民、たんなるポピュリズムではなく、それなりの理由はあるのだ。 【このひと言】 〇グローバリズムの思想的根拠は自由主義である

Posted by ブクログ

2015/11/16

「グローバリズム」という新しいイデオロギーの危うさをエッセイ風に書き連ねている本。国民国家と株式会社の発生時期が歴史的にほぼ同じで、どちらも若い概念であること。現代では国民国家と(巨大な)株式会社が激しく衝突していること。各国で採用される政治形態は、その国の伝統的な家族制度との類...

「グローバリズム」という新しいイデオロギーの危うさをエッセイ風に書き連ねている本。国民国家と株式会社の発生時期が歴史的にほぼ同じで、どちらも若い概念であること。現代では国民国家と(巨大な)株式会社が激しく衝突していること。各国で採用される政治形態は、その国の伝統的な家族制度との類似性が高いこと。などを書き連ねたうえで、株式会社は出資者の利益が優先されるため、スケールメリットを最大化すべくグローバル統一基準で効率よく利益を上げようとするが、本来の会社とは地域の文化を守りながら小さくとも存続し続ける存在であるべきことを主張している。まあ、なかなか難しいところではあるけれど、どこの大企業はおかしいところは満載だし、その根源を辿ると、米国や英国の金融資本主義に行きつくのかなとも思う。(金融やITの革命は、産業革命のような物理面ではなく、認知面でヒューマンスケールを軽々と越えてしまい、社会も人間も「進化」した帰結として壊れつつある。こんなのを「進歩」だとはとても認められない) 【川崎市立川崎図書館 333.6】

Posted by ブクログ

2015/11/07

以前に紹介した『小商いのススメ』『消費をやめる』の著者が今度はグローバリズムに対する考えを述べたエッセイ。本書は経済学でも経営学でもない。「エッセイ」です。 さて、テーマは「グローバリズム」。著者はこれと「グローバリゼーション」とは違うことを強調しています。商品は求められればど...

以前に紹介した『小商いのススメ』『消費をやめる』の著者が今度はグローバリズムに対する考えを述べたエッセイ。本書は経済学でも経営学でもない。「エッセイ」です。 さて、テーマは「グローバリズム」。著者はこれと「グローバリゼーション」とは違うことを強調しています。商品は求められればどこまでも拡大していく性質をもって産み出されたものなので、世界の隅々にまで浸透することを止めないのは当然のことであって、このグローバリゼーションと呼ばれる動きは現代に限ったことではなく古代からずっとあるもの。 一方で「グローバリズム」は最近やたら強調されるようなったもので、我々の行動の根幹的な部分に制約をかけようとする「イデオロギー」であるとする。例として「社内の公用語を英語にする」「世界に通用する人材を求める」といった考えを標榜する企業が挙げられ、あたかもそのような人材が優秀で、日本語しか話せず、日本の中でしか仕事ができない人はダメですよと言っているように聞こえる。 このような風潮に「待った」をかけ、流されずもう少し考えてみようよ、というのが本書の内容。ちなみに英語を話し、世界に挑戦することが悪いと言っているのではなく、そうできる人はそうしたらいいし、そうすべきだが、特に多国籍企業が標榜しているこの「グローバル人材」に適すか適さないかだけで、人の良しあし、時代に乗り遅れる、遅れないを評価はできないのだということ。 多国籍企業は利益を生むことを最大の目的としているため、人件費が上がれば安いところへ拠点を変え、法人税が安いところへ居を構え、自分たちが発展するまでにお世話になった地域や人々に利益を還元し、地域に恩返しをするといった気概がない。あるのは得か損か。今、右肩上がりの経済成長は止まったと言われ、人件費の安いところもやがてなくなり、このやり方も終わりが来るだろうということは、多くの経済書で述べられています。 多国籍企業のことはよく分かりませんが、地域への貢献や恩返しに縛られないやり方は、日本が昔から大切にしてきた家族的経営を崩壊させたと言われており、日本でも貧困者の増加が問題となっている一方で、富裕層がより裕福になるということがおきつつある。 富裕者が増えれば、彼らの富がめぐりめぐって庶民にまで回ってくる、いわゆる「トリクルダウン」効果はアベノミクスでもウリ文句になっていたと思いますが、これもあり得ないとする。稼いだ利益は成熟しきった日本で投資しても、回収できないことが分かっているため。なるほどです。 グローバリズムを掲げるのは多国籍企業が多いため、全体として多国籍企業ってどうよ?という内容になっていますが、根本的に大切なのは英語が話せようが話せまいが、貢献できる場所はあるということ。やりたい仕事の条件に「英会話ができること」の他に「翻訳機が使いこなせること」と入れてほしいと思うことは多々ありますが(笑)

Posted by ブクログ

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