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検証 長篠合戦 歴史文化ライブラリー382
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 吉川弘文館 |
発売年月日 | 2014/08/01 |
JAN | 9784642057820 |
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商品レビュー
4.3
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著者の前作「長篠合戦と武田勝頼(敗者の日本史9)」の続編。 前作で検討しきれなかった、長篠合戦の通説やそれに対する批判の再検討をまとめた一冊。続編。 特に、鉄砲の装備、武田騎馬軍団、馬防柵、軍勢や戦術について検証している。 結局勝敗を分けたのは、勝頼が騎馬軍団を頼りに突撃を繰り返したという愚将だったからではなく、鉄砲と弾薬、火薬の物量の問題であったようだ。
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長篠の戦いについては、織田信長の鉄砲3段打ちで武田騎馬隊を打ち破ったと言われている。旧日本陸軍参謀本部編の日本戦史にもそう書かれているとのこと。 この通説に対しては、以前からも異論があった。本書は、戦国時代の武田氏をおもな研究フィールドとしている作者による研究結果である。それによると、武田勝頼も鉄砲は使っていたが、織田軍との鉄砲ならびに弾の量の多寡が勝敗を分けたと観ている。つまり海外貿易も含めた国力の差に因ると言うのだ。 織田信長の天才性は発想や行動の革新性にあるのではなく、相手よりも人・金・物を多く揃えて臨むという常道を理解してそれができる体制を整えたところにあるのだろう。桶狭間の戦いのような小が大に挑むような戦いは2度とやっていないのだ。小が大を、弱が強を倒す話は源義経や楠正成のように日本人は好きだが、やはり最後は勝てないのだ。 旧日本軍も、本書のように客観的に研究して勝敗の真相に迫っていれば、その後の戦いに臨む姿勢も違っていたかもしれないと妄想が広がってしまうのでした。
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武田騎馬軍団の脅威は、戦国大名は皆さん全員が感じていて、我が身をもって味わった家康の一生の思い出と言えるであろう最強軍団です 一方、同一視点の著作「鉄砲隊と騎馬軍団」で知られる鈴木眞哉先生は、ポニーに乗っておどける中年武者のイラストを交えた著作で、日本の騎馬軍団の弱弱しくも絵空事である実態をバラしており、両者の戦いも興味深いところである 正直≪≪平山優≫≫先生の著作の方が、文献から実相を読者に見えてくれて、只の主張と異なり我々の心に響く 実際に動画で見た事があるが、鎧武者を乗せた小ぶりの馬が凄まじい勢いで疾駆する姿! アレから逃れられるとは思えない 平山先生は、騎馬戦法の具体的な様子を紙面に再現し、信長が「御狂」として、軍兵の中に騎馬の突入を想定した軍事訓練の様子や、毎日の様に駆け巡る鍛錬を積まない馬は実にひ弱で、酷使すれば死ぬこともあるという実情まで披露してくれた (いい本が世の中には多いなあ、早く仕事ヤメテ本三昧の制海に浸りたい・・・ステイホーム、それはアタクシの希望、理想の天国) Nスペで取り上げられた「長篠の戦」鉄砲隊VS騎馬軍団として知られる戦いをどのように描くか興味深かったが、外国(世界)を見据えた戦国時代検証となり弾丸である鉛の成分から東南アジアとの南蛮貿易に主眼が置かれていた
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