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白菊-shiragiku- 伝説の花火師 嘉瀬誠次が捧げた鎮魂の花
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2014/07/01 |
JAN | 9784093883764 |
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白菊-shiragiku-
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商品レビュー
4
12件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
『いますぐ行きたくなる物語のある絶景』(細田高広)を読んで、 【亡くなった戦友のためにシベリアで花火を打ち上げた話】を知った時、もっと詳細が知りたいと思って手に取った『白菊』(山崎まゆみ)。 花火師・嘉瀬誠次さんの【鎮魂の花火】を知るには戦争と抑留体験を読む必要がありました。 本書にてそれらを読んで、凄まじさと哀しさを知ったから、 嘉瀬さんがアベール川で花火を上げた時に「中村君(亡くなった戦友)、花火見てるか……小林君、花火見てるか……」と思った事、 そして花火を終えて帰国する時に「『嘉瀬、おめえ、帰るがか』って、中村君や小林君に言われてるような気がして、申し訳ない気持ちになった」と思った事を読んだ時、 涙が溢れ出た。 「花火に対する情熱、こだわりはここから来ているのか」と思う事より、ただただ哀しい気持ちが勝ってどうしようもなくなりました。 こんな感じでいたから、最後に載っていた花火の写真を見たら、冗談抜きでそこから動けなかった。 これからいろんな花火を見る度、そこに【鎮魂】を見るんだろうなぁ。 でも「嫌だ」という気持ちは微塵もなく、「こんな人達がいた」と知る事ができて良かったという気持ちで今はいっぱいです。 「嘉瀬誠次さんは2022年3月に100歳を迎えられ、お祝いの花火が上げられた」という記事を読んでホッコリしました。 今年も8月2日、3日にかけて長岡まつり大花火大会が行われるそうです。
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【2022年39冊目】 なぜ、花火で泣けるのかーー煽り文を見て興味を唆られて読みした。人混みが苦手なのでもう何年も夏祭りにも花火大会にも行っていないのですが、今作を読んで無性にリアルで花火が見たくなりました。 本著の主人公である花火師の嘉瀬さんは、戦争経験者でもあることから、花...
【2022年39冊目】 なぜ、花火で泣けるのかーー煽り文を見て興味を唆られて読みした。人混みが苦手なのでもう何年も夏祭りにも花火大会にも行っていないのですが、今作を読んで無性にリアルで花火が見たくなりました。 本著の主人公である花火師の嘉瀬さんは、戦争経験者でもあることから、花火の話だけでなくシベリア抑留の際の話も書かれています。特に戦争を経験したからこそのアムール川花火大会の話には心を打たれるものがありました。 一人の偉大なる花火師だけでなく、戦争にもフォーカスした良書であると思います。
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伝説の花火師と言われた嘉瀬さんと長岡花火大会について綴った1冊。1つの花火大会、そして1人の花火師にこれだけの物語があったことをていねいに伝える1冊で、読んでてとても興味も惹かれました。そして、自分のまちの花火大会にもきっとそんなメッセージや、それをつくりあげてきた人たちの思いが...
伝説の花火師と言われた嘉瀬さんと長岡花火大会について綴った1冊。1つの花火大会、そして1人の花火師にこれだけの物語があったことをていねいに伝える1冊で、読んでてとても興味も惹かれました。そして、自分のまちの花火大会にもきっとそんなメッセージや、それをつくりあげてきた人たちの思いが込められているんだろうと思いながら読んでいました。長岡の花火、1度見に行きたいですね。そして鎮魂のメッセージが込められた花火を「キレイだね」で終わらすのではなく、その時間だけでも、ともに生きている人やこれまでにお世話になった人たちのことに感謝する時間にできたらいいと思いました。
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