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酔狂に生きる
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2014/07/01 |
JAN | 9784309023014 |
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酔狂に生きる
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商品レビュー
4.5
3件のお客様レビュー
曽野綾子、という人物をよく知りもしないで手に取った本。当時まだ女性が大学進学なんて当たり前ではない時代、小説家になると決心した人。そして、酔狂な人生を送ろうと決めた人。自分の考えを持ち、生き方を貫く人はかっこいい。 人間は変わらない、という話がズシッと心に重い響きが鳴った。戦争...
曽野綾子、という人物をよく知りもしないで手に取った本。当時まだ女性が大学進学なんて当たり前ではない時代、小説家になると決心した人。そして、酔狂な人生を送ろうと決めた人。自分の考えを持ち、生き方を貫く人はかっこいい。 人間は変わらない、という話がズシッと心に重い響きが鳴った。戦争を語り継げるなら人類は愚行を繰り返さない。80過ぎてその言葉はあまりにも重みがあった。 絶望に似た感覚だが、同時に清々しさも覚えた。不条理はあって当たり前である。人を恨むことはナンセンス。それなら、どうやったら不条理を乗り越えていけるかを考えてやろうではないか。不思議と活力が湧いてきた。 アフリカを行き来しているパワフルな曽野さん。遠い地から見つめた日本は、普段日本から出ない私が見る景色と異なるのだろう。私もその視点に行きたい。今見ている景色を当たり前だと思って、ギスギスして生きるにはあまりにもつまらない。 インドのワーラーナシに滞在する日本人の話も印象深かった。物価が安いから何もせず暮らす。一見良さそうに見えるが現地の人は「幸せそうに見えない。彼は自分のことだけを考えていて他者に与えることをしていない」と言った。自分だけ良ければそれで良い、というのはやはり違う。他者に与えることを幸福とするのはキリスト教も仏教も通じるところがあるのだろうか。毎度この手の話は自分を振り返ってしまう。私の時間なんて、私だけのものじゃないかもしれない。それなら誰かの為に使いたい。損得なんてどうでもいいじゃないか。と思った。 私は今どきの若い子に分類されるだろう。先人の警鐘にはやはり注意深く生きたい。そんな本だった。
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まだ読んでいる途中ですが、曾野さんの言葉に感銘を受け続けて、一語一文たりとも反論の余地のないこの本にも迷わず☆五つの評価です。
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人間は全て、自由で破格な生き方ができる。自由は楽しいが怖い。自由には保証がない。自由は容易に攻撃される。それを承知で自由を取った者が真に解放された人生を知る。曾野流酔狂の極意!
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