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日本劣化論 ちくま新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2014/07/09 |
| JAN | 9784480067876 |

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商品レビュー
3.6
14件のお客様レビュー
ヒューマニズムを絶対化しつつ 自己責任論を回避するならば それは他責主義へと帰結するだろう 生についてまわる責任は マッチョマンがすべて引き受けるべきだという 下々に対するノブレス・オブリージュの強要とでも言いますか 要するにかわいこぶって 責任を放棄した貴族主義でしかないのだよ...
ヒューマニズムを絶対化しつつ 自己責任論を回避するならば それは他責主義へと帰結するだろう 生についてまわる責任は マッチョマンがすべて引き受けるべきだという 下々に対するノブレス・オブリージュの強要とでも言いますか 要するにかわいこぶって 責任を放棄した貴族主義でしかないのだよ 立場の弱い人間が、より辛い立場へと追い込まれることには なんら変わりないのです 戦後民主主義の行きつく先がそれならば 笠井潔がそれに抗う形で アナルコ・キャピタリズムに傾倒したのも理解る話だった しかし無秩序を維持するにしても秩序は必要という パラドックスから逃れられず 結局は冷笑主義に陥るしかなかったのだと思う つまり、現状は常に宙ぶらりん 例外状態でしかないと断ずる態度であった 実際、その宙ぶらりんに甘んじながらも 不安定から目を背け モラトリアムの「終わりなき日常」をむさぼってきたのが 戦後レジームというやつだった 安倍晋三が終わらせようとしたものである 第二次安倍政権の登場が日本の劣化に見えたとすれば それは「無秩序を維持する秩序」を志向してたせいだろう いずれにしても宙ぶらりん どっちつかずの中途半端 過去に笠井がニッポンイデオロギーと呼んだもので 見方を変えれば危うい綱渡りであったが そう考えるとアベノミクスには リフレ政策論で単純に割り切れないものがありましたね それが例えば 「お友達」などと言われて批判される原因にもなったんだろうけど しかしニッポンイデオロギーが原発事故を防げなかったように 安倍晋三とお友達軍団がいくら気を吐いたとしても もはやグローバリズムのうねりから逃れることはできない グローバリズムに自国第一主義を対置するなどという どっちつかずなことをやっていたのでは どうにもならないのである …という考えに基づいて語りおろされたダイアローグがこの本 まさかドナルド・トランプが大統領になり なおかつ安倍晋三のお友達になっちまうだなんて このときは夢にも思わなかったんだよなあ まあ、もともと安倍本人は じいさんばあさん世代のツケを 子どもたちに負わせるわけにはいかない、という題目で 票集めしたかっただけかも知らんが しかしその安倍の死に様は 世界内戦の現実を暗示するもののように思えた 結果として この本で言ってたこともそこまで大ハズレにはならなかったと思う まさに国家とグローバリズムの大暗闘という 陰謀論の時代なんだ どこまでいっても嘘か真かわからない 宙ぶらりんなんだけどね
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笠井潔氏のミステリは大好きなのだが、作品と作家の思想が別だというのはもう散々思い知ってきたこと。 「見たくないものを見ろ」と、最悪のケースを提示し、不勉強をなじる。ごもっともなのだが、知識人の方々の例に漏れず「ネトウヨ」というレッテル貼りと憎悪、政府を馬鹿にする態度はちょっといた...
笠井潔氏のミステリは大好きなのだが、作品と作家の思想が別だというのはもう散々思い知ってきたこと。 「見たくないものを見ろ」と、最悪のケースを提示し、不勉強をなじる。ごもっともなのだが、知識人の方々の例に漏れず「ネトウヨ」というレッテル貼りと憎悪、政府を馬鹿にする態度はちょっといただけない。 彼らの言う「反知性」が何なのか良くわからない。「俺たちの思い通りにならないもの」ということなのか? 「俺たちは頭が良く、あいつらはバカだ」という認識は、本書で語られるある種の人達と同じ思考形式ではないか。相手も普通に賢い人々だ、という認識を持たないと、実は自分たちがもっと頭のいい誰かに操られているのだとしても気づかないだろう。 批判する時に「聞いた話」「噂」ばかりが根拠になってるのも思考バイアス感が強い。 彼らの理想である主権国家の超越の実現にはネットの利用、ネット住人の協力は不可欠だろうに、それらを敵視してる。 仲の良い人たち同士で思念がグツグツ煮詰まっていくさまは「オタク」の深化と違いがあるのだろうか。
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白井聡は初めて読む。わりと真っ当な思考の人かな。 笠井潔は60-70年代の話するときが一番面白いなあ。
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