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闇の喇叭 講談社文庫
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闇の喇叭 講談社文庫

有栖川有栖(著者)

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闇の喇叭 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2014/07/01
JAN 9784062778787

闇の喇叭

¥110

商品レビュー

3.2

38件のお客様レビュー

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2025/02/19

2025/2/18読了(再読) 短編集『砂男』を切っ掛けに10年振り再読。収録作『海より深い川』と基本アイデアが被っているということだったが、確かに、そういう話でしたわ。――17歳の少女、空閑純が探偵を志すに至る物語、という所がメインで記憶に残り、切っ掛けになった作中事件の詳細を...

2025/2/18読了(再読) 短編集『砂男』を切っ掛けに10年振り再読。収録作『海より深い川』と基本アイデアが被っているということだったが、確かに、そういう話でしたわ。――17歳の少女、空閑純が探偵を志すに至る物語、という所がメインで記憶に残り、切っ掛けになった作中事件の詳細を忘れていたのだけれど。舞台は、敗戦後に南北に分断され、現実日本よりも不寛容で抑圧的な“平世”日本。私的な探偵行為は法律で禁止されており、従って私立探偵が活躍するような探偵小説、推理小説は不健全なものと見做されている世界である。 その昔NHKで、江戸川乱歩が戦時中に発禁状態だった推理小説を戦後に復興させていく過程を追った番組を放送していて、ゲストの森村誠一が「その国が法治国家かどうかは、優れた推理小説が書かれているかが指標になる」ようなことを言っていた(些か、記憶が曖昧ですが、そんな内容だったかと……)。その観点からすれば、おそらく推理作家など居ないか、居ても賤民の如き扱いを受けるのであろうこの日本はダメダメ法治国家である。証拠と論理をもって謎を解き正義を全うする、優れた本格ミステリを読みたいだけ読める現実ニッポンに居られることに感謝! そしていつまでもそういう国でありますように。

Posted by ブクログ

2024/02/23

ソラシリーズ一作目。 探偵行為が禁止された国、日本で警察組織に対して探偵として活動したいソラ。 今作はその設定とソラの今後への動機付けなのかと思います。

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2024/01/19

話の冒頭が難しくて挫折しかけた。 今の日本とは違う世界線のお話。 その設定を頭に置きつつ読むので読了までいつもの2倍時間がかかった。 世界線が違うからと言ってファンタジーではなく もしかしたら今の日本がこうだったかもしれない… と思うリアリティ。なかなか楽観的に読めなかった。 ...

話の冒頭が難しくて挫折しかけた。 今の日本とは違う世界線のお話。 その設定を頭に置きつつ読むので読了までいつもの2倍時間がかかった。 世界線が違うからと言ってファンタジーではなく もしかしたら今の日本がこうだったかもしれない… と思うリアリティ。なかなか楽観的に読めなかった。 ただただ奥歯を噛み締めて読んでいた。 シリーズ物だけど次の作品は読まないかもな… そう思っていたが。。 作者あとがきまで読んでいったら、次も読もうかな、という気持ちになってくる。不思議だ。 この一冊で完結と捉えても良さそうだ。 作者は当初そのつもりで書いたらしい。 続きを読むかは、最後まで読んでから考えてもいいと思う。

Posted by ブクログ