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弓張ノ月 居眠り磐音江戸双紙46 双葉文庫さ-19-53
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 双葉社 |
| 発売年月日 | 2014/07/09 |
| JAN | 9784575666724 |

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商品レビュー
3.5
31件のお客様レビュー
先日、久しぶりに佐伯泰英を読んだことに触れたが、今回は居眠り磐音江戸双紙である。どてらの金兵衛や今津屋の吉蔵が登場すると、何とも言えぬ懐かしさがこみ上げてくる。 思い起こせばこのシリーズも、すでに10年以上続いている。著者自身が50巻での完結を明言していることもあり、いよいよク...
先日、久しぶりに佐伯泰英を読んだことに触れたが、今回は居眠り磐音江戸双紙である。どてらの金兵衛や今津屋の吉蔵が登場すると、何とも言えぬ懐かしさがこみ上げてくる。 思い起こせばこのシリーズも、すでに10年以上続いている。著者自身が50巻での完結を明言していることもあり、いよいよクライマックスに向けて、広げに広げた大風呂敷を畳みにかかっている段階なのだろう。磐音と田沼意次との対決も、終焉が近い気配を見せている。 田沼意次が権勢を誇ったいわゆる田沼時代は、賄賂が横行した金権政治の時代として語られることが多い。本書でもまた、彼は私利私欲のために幕閣政治を壟断する悪徳政治家として描かれている。しかしこの評価は、後に松平定信によって進められた寛政の改革の中で、田沼の重商主義が否定された結果、歴史的に定着した見方でもあり、必ずしも公平とは言い切れない。 むしろ庶民の感覚のほうが、時に実情をよく映しているのではないかと思わせる。 田や沼やよごれた御世を改めて 清くぞすめる白河の水 作者不詳のこの落首は、田沼失脚後に老中となった白河藩主・松平定信の政治を歓迎する声である。しかし一方で、定信の質素倹約は庶民の生活にまで厳しく及び、着物の柄にまで制限を加えるほどであった。そのため、良くも悪くも世俗的であった田沼政治を懐かしむ声も生まれる。 白河の清きに魚も住みかねて もとの濁りの田沼恋しき さて、こうした史実はひとまず措くとして、物語に目を戻そう。磐音は徳川家基の剣術指南を務めたとはいえ、所詮は一介の剣術家に過ぎない。老中という政治の頂点に立つ田沼意次が、正面から対峙するには、いささか役不足にも思える存在である。 それにもかかわらず、田沼が磐音を強く意識するのには理由がある。その謎こそが、本シリーズの大きな眼目の一つであるが、いまだ明確には明かされていない。 その手がかりは、磐音が佐々木玲圓の養子となり、さらに徳川家基の死後、玲圓が殉死したという経緯にある。家基は第10代将軍徳川家治の嫡男であり、次代将軍を嘱望されながら夭折した人物である。その死をめぐっては、田沼による暗殺説や、後に第11代将軍となる徳川家斉の父による陰謀説など、さまざまな憶測が流布してきた。 本書ではどうやら田沼関与説を下敷きにしているようであり、徳川家に対して佐々木家が担ってきた何らかの秘命が、物語の底流に横たわっている気配がある。 ともあれ、田沼時代終焉の引き金となった、田沼意知が江戸城内で佐野政言に斬りつけられた事件が、本巻の中心を成している。そしてその陰で、磐音が静かに、しかし決定的な役割を果たしているのである。
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やっと…やっと動きが。(史実の動きって意味で) 次巻のタイトルは、あきらかに”あの人”の意味なんだろうなぁ。
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1784年、佐野善左衛門が田沼意知を城中で討ち果たす。 弥助が刀をすり替えたことで定信との関連は闇に葬られた。 これを受けて、磐音は田沼との戦いを諦め、政治と距離を置くことにする。 利次郎と辰平の祝言を進めることのする。長く続いた暗闘もあっけない終わりを迎えるか!?
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