交渉で負けない絶対セオリー&パワーフレーズ70

大橋弘昌(著者)

• 販売会社／発売会社: ダイヤモンド社
• 発売年月日: 2014/07/01
• JAN: 9784478024768

商品レビュー

2024/02/18

2024年2月17日読了。欧米の複数の戦略系コンサルファームで勤める著者による、交渉のパワーフレーズ集。「物は言いよう」「言ったもん勝ち」とも言えるが、挙げられているフレーズは意外と役に立つのかも。交渉は「ロジックで相手を言い負かす」のが勝利条件ではなく、交渉相手にも「いい交渉だった（納得できる結果を得られた）」と感じさせるのがよい交渉、ということか。自分も、感情的に出てくる相手に押されたり「アンカー効果」に引っ張られて達成条件を自ら低くしてしまったり…と、今考えると納得のいかない交渉成果は今までにも数々あったと思う。パワーフレーズで多少なりとも交渉成果をあげられるようになるのなら安いもの。取り組んでいこう。

2017/07/11

ロジャー・フィッシャーをはじめ交渉学関係の本は15冊ほど読んだが、交渉の際の具体的な応酬話法に言及した本は少なかった印象がある。
体系的に理論の学習はもちろん必要だが、具体的なケースでの自分の目的達成のためには「どのようなフレーズで切り返すか？」という視点がないと現実では交渉学は生きにくい。
本書はそのようなフレーズが多く載っており、技巧面で役にたつと思われる。

2015/10/26

交渉時における駆け引きや心理を筆者の体験をベースに書かれた本。筆者は企業弁護士なだけあって、ビジネスマンを意識した内容であり、非常に勉強になった。交渉相手と対峙している時だけではなく、その前後においても色々と試行しながら交渉に臨むのが大事だとこの本を読んで分かった。