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日清戦争 近代日本初の対外戦争の実像 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2014/06/25 |
JAN | 9784121022707 |
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日清戦争
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商品レビュー
3.8
10件のお客様レビュー
兵への評価として明治天皇のお言葉、「その代わり随分ぎょし難し」が全て。兵ではなく実は「民」なのかも。 各々の利益、感情から「木を見て森を見ず」勝手に動く姿は、後の大戦含めて変わらない日本人像が見えてくる。 組織論として、人的資源に限りがある以上決定したことを枝葉まで徹頭徹尾遂行...
兵への評価として明治天皇のお言葉、「その代わり随分ぎょし難し」が全て。兵ではなく実は「民」なのかも。 各々の利益、感情から「木を見て森を見ず」勝手に動く姿は、後の大戦含めて変わらない日本人像が見えてくる。 組織論として、人的資源に限りがある以上決定したことを枝葉まで徹頭徹尾遂行することは効率的に正しい。しかし、この場合コインの表裏で頭(現場を知らない)と四肢(考えない)の分断を呼び起こさないか? どちらかといえば、四肢に否定的な著者であるが、全体的な目的を示し切れず、徹頭徹尾を導けなかった「頭」に対しての評価が逆に甘くないか? 陸奥への評価が辛い。 陸奥の失態が何を指すかわからなかった。 この時期、不平等条約の撤廃はマスト。結果を見れば日英の条約他、平等条約は締結できている。 失態?による失地回復、世論対策の手段として朝鮮出兵(結果、戦争)への怒りなのか? 三国干渉についても遼東半島が問題になるが、清の朝鮮への影響排除がそもそもの日清戦争の建前であれば、ここは引けない点なのでは?? 個人的には、ノーガードで決戦に挑もうとした川上が一番怖い。
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・朝鮮における清の優位を前提とした天津条約体制の変更を求める意見の広がり→日清共同による朝鮮内政改革構想→1894年6月2日閣議における朝鮮への混成第九旅団派兵決定→強力な軍事力を清に派兵してしまったことにより、派兵を契機に沸騰した対清・対朝鮮強硬論に直面し、撤兵できなくなり、伊...
・朝鮮における清の優位を前提とした天津条約体制の変更を求める意見の広がり→日清共同による朝鮮内政改革構想→1894年6月2日閣議における朝鮮への混成第九旅団派兵決定→強力な軍事力を清に派兵してしまったことにより、派兵を契機に沸騰した対清・対朝鮮強硬論に直面し、撤兵できなくなり、伊藤内閣は開戦への道を選択せざるを得なくなった
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日清戦争と言えば、日露戦争の遠因。台湾ゲット。賠償金位しか印象が無かったので手軽な新書で通史を読めるのは良いなと思って買ったのだが、まさかこんな酷いとは思わなかった(書籍がでは無く、日清戦争が) 開戦する必然性が無い。日清共に無い。にもかかわらず国内政治の行き詰まりから開戦せざる...
日清戦争と言えば、日露戦争の遠因。台湾ゲット。賠償金位しか印象が無かったので手軽な新書で通史を読めるのは良いなと思って買ったのだが、まさかこんな酷いとは思わなかった(書籍がでは無く、日清戦争が) 開戦する必然性が無い。日清共に無い。にもかかわらず国内政治の行き詰まりから開戦せざるを得なくなってしまう。条約改正の行き詰まった外務大臣、強硬策を主張する民党により、政策選択の幅を失う伊藤内閣。 開戦直前に王宮を襲撃する現地派遣軍。 開戦後も暴走に次ぐ暴走の現地軍。 不正規戦に対応できず虐殺してしまう現地軍。 終戦に向けた外交を行えず、三国干渉を招く過大な要求をしてしまうとか、 そもそも講和全権使節への暗殺未遂とか、 戦死者の過半数が終戦後の台湾平定で出ているとか、 開戦理由の朝鮮半島での優位な立場での干渉も閔妃暗殺や連絡線維持の為の対不正規戦で虐殺を起こすことにより朝鮮人各層の反感を買うとか、戦争目的を全く達成できない『大勝利』 せめて、ここででた帝国と軍の問題点を解決できていればその後繰り返すことは無かったのになと…
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