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競争優位の終焉 市場の変化に合わせて、戦略を動かし続ける
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本経済新聞出版社 |
発売年月日 | 2014/06/20 |
JAN | 9784532319380 |
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競争優位の終焉
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商品レビュー
3.4
15件のお客様レビュー
1985年マイケル・ポーターの「競争優位の戦略」に対し、2000年クレイトン・クリステンセン「イノベーションのジレンマ」によるアプローチで、顧客志向の競争優位がイノベーションを産めないために、競争優位が持続できない論理が展開されている。後者のソリューションは、競争優位の組織・カル...
1985年マイケル・ポーターの「競争優位の戦略」に対し、2000年クレイトン・クリステンセン「イノベーションのジレンマ」によるアプローチで、顧客志向の競争優位がイノベーションを産めないために、競争優位が持続できない論理が展開されている。後者のソリューションは、競争優位の組織・カルチャーと切り離してイノベーションを起こせ、だった。 2013年にコロンビア大学ビジネススクール教授の著者から出版された本書は、競争優位の組織の中で、市場や製品ターゲットをずらして、継続的な市場開拓を勧める戦略・組織を解く。2000~2009年の10年間純利益を5%以上成長させ続けた企業がその証左となる企業としている。当該10社に加え、成長を停めてしまった企業、部分的な特徴の企業等、豊富な具体例が説明される。 読後感として、証左が10億ドル以上の全世界の上場企業の中に10社しか存在しなかったという発見が、この戦略を講じることの難しさを証明していると感じる。したがって、ターゲット領域をずらしていく継続的な変革戦略は「言うは易し...」という印象であるが、変革を意識し、PDCAを高速回転させる手法を支持する声が強い現代において、社内で変革をリードする人の事例集として一定の価値があると言える。 なお、最終章の個人へのアドバイスにて、今日流行の複線的キャリアを出版時点で提唱しているところに先見性がある。
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端的な私の理解としては、当たり前のように起こる変化に対応し続けるための指南書です。 ①安定性と俊敏性 ②衰退の兆候検知と撤退実行 ③資源の柔軟な配分 ④イノベーションの実行 ⑤リーダーシップとマインドセットの変革 ①の話は、両利きの経営にも通づる点が多く、特に痛みを伴わない変化を頻繁に、そして継続的に実践することには大いに共感。組織の中において「なぜ変わらないといけないの?」とか「自分の仕事はあるから自分は関係ない」という人は多いです。その考えは間違ってはいないですが、「組織」の中でこの考えが蔓延すると、組織の成長は難しいと思います。そのためには、ミッション、ビジョンの共感、組織風土作りも大切で、それらを作ること=安定への土台 だと思います。 ④は、イノベーションの文脈では、ごくごく一般的ですが、なかなか実践できていない点です。課題認識→仮説→実証→商品化→成長のサイクルを、継続的にそして機敏に実践することは、まさにイノベーションのプロセスだと思っています。そして、これは思い立った時に実践するのではなくて、常に継続的に実践するからこそイノベーションであると思います。つまり、組織風土や文化の一環としてイノベーションの実践がある組織ということであり、そういう組織を目指したい。 ⑤は、必然です。やはり、Lead the selfから始まるリーダーシップの旅を歩む人材がいてこそ、変化も起こせるし、変化への耐性もつくと思います。変化の起きない組織の内部に目を向けるのではなく、変化が激しい外部に目を向ける勇気を持ち、世の中を認識し、そして実行できるマインドセットを自身の組織でも、まさに醸成しているところ! 変化は必然的に起こりうるもので、その変化に対応するには、継続的に自身及び組織が変化していくこと。その変化は、小さくても良いです。でも継続することが大事。これに尽きると思います。
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持続的な競争優位の時代は終わったわけで、事業、戦略、組織から個人のキャリアまで、いかに変わり続けられるか。変われる仕組みをつくるか。 何よりも、会社規模と成功体験に比例して、変わり続けることがいかに難しいかを受け取った。会社も自分も。
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