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街場の共同体論
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 潮出版社 |
発売年月日 | 2014/06/05 |
JAN | 9784267019807 |
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商品レビュー
4.3
45件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
問い ・なぜ、共同体論が必要なのか 答え ・消費社会の行き過ぎた進展とともに家族が解体され、格差社会が出来上がった。同時に、学校教育も解体され、われわれの子供の世代の学力は極めて低い状態のまま、われわれは老後という弱者に転落する時代を迎える 以下、現代の日本社会の特徴 父親が没落し、母親による家族支配と呪縛がもたらされるようになった。 ・父と息子の葛藤はドラマにならない ・圧倒的な支配力をもつ母親が誕生した ・母親の育児戦略は「弱者デフォルト」 ・母親の「父親兼任」はきつい 拡大家族論 ・賢い男は「家族内序列2位」を選ぶ ・人を傷つけると全能感が味わえる ・ヴァーチャルが実で、リアルが虚な人たち ・連帯する能力の有無が生死を分ける時代 消費社会が進むことで、家族が解体していったといえる。 ・「こども」の数が異常に増殖してしまった ・強者には支援する義務が、弱者には支援される権利がある 格差社会は階級社会とは異なる。 ・子供が年収で大人を値踏みする社会 ・社会的に要請された「身の程知らず」 ・「フェアな競争社会」には落とし穴がある 学校教育に希望を託した時代は終わり、資本主義は、貧富格差の拡大を願っている 以下、こうした社会において生きる知恵 コミュニケーション能力とは、相手の体温を感じられるところまで近づくこと 弟子という生き方は、楽だ。 ・努力と報酬が相関しない。 ・ほんとうの人間的能力は「事後」にしかわからない ・四十代以上は、師弟関係が理解できない ・質のよい情報をフォローする ・自分に居着かない開放感がある
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「人と人の結びつき」をテーマとして、家族、格差社会、教育、コミュニケーション、師弟関係について日本の状況を考察する。著者の身の回りの出来事から、世界の趨勢まで幅広く問題提起し、どうあるべきか自身の考えを提示する。 これまでこのシリーズを何冊も読んできたが、この本はテーマ別によくま...
「人と人の結びつき」をテーマとして、家族、格差社会、教育、コミュニケーション、師弟関係について日本の状況を考察する。著者の身の回りの出来事から、世界の趨勢まで幅広く問題提起し、どうあるべきか自身の考えを提示する。 これまでこのシリーズを何冊も読んできたが、この本はテーマ別によくまとまっていて、とても判りやすかった。例えば近年、日本の社会が経済優先の思想に重点が置かれたため、家族制度が崩壊し、格差社会を生み、教育制度の歪みを生んでいる。特に学校教育については学生が「自身の学力を高めること」ではなく、「少ない努力でいかに学歴を手に入れるか」を競っている状況を指摘する。そしてそれが彼らにとって当たり前であることを、著者は危機的な状況と感じている。 自分も著者の指摘はよく判る。数年前、新入社員に業務の背景を説明していたら「無駄な知識は要らないので、何をやるかを早く教えて欲しい」と言われたことがある。曰く、「最小限の努力で最大のパフォーマンスを発揮するのが自分のポリシーだ」と。彼は能力はありそうだったが、周りと上手く行かなかったのか、結局5年ほどで退職してしまった。 内田樹の本を読むと彼の思想に感化されてしまい、世の中の出来事にいろいろ意見したくなる。でも誰も聞いてくれるわけではなく、何も行動できず、テレビで放送される事件や事故の報道に向かって文句を言うだけの自分が何だか情けない。。。
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最後のほうのコミュニケーションに関する論説にはなるほどと思った。コミュニケーション能力がある、ない、というのは一般的に使われている意味よりももっとシビアだ。厳密には相手に伝える能力ということだが、伝えられない状況でも「いかにして伝えるか」をルールを破ってでも実行できる力であること...
最後のほうのコミュニケーションに関する論説にはなるほどと思った。コミュニケーション能力がある、ない、というのは一般的に使われている意味よりももっとシビアだ。厳密には相手に伝える能力ということだが、伝えられない状況でも「いかにして伝えるか」をルールを破ってでも実行できる力であることのようだ。
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