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女たちの光源氏 新典社選書65
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新典社 |
発売年月日 | 2014/06/06 |
JAN | 9784787968159 |
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女たちの光源氏
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源氏物語を登場する源氏を巡る女性たちに主眼をおいて考察されている。理想の女君として藤壺、紫の上を、嫡妻として葵の上、女三宮を、大臣の娘達として六条御息所、朧月夜を、六条院に迎えられた妾妻として花散里、明石の君を、零落した姫君として空蝉、夕顔、末摘花を、求愛を拒み通した女性として秋...
源氏物語を登場する源氏を巡る女性たちに主眼をおいて考察されている。理想の女君として藤壺、紫の上を、嫡妻として葵の上、女三宮を、大臣の娘達として六条御息所、朧月夜を、六条院に迎えられた妾妻として花散里、明石の君を、零落した姫君として空蝉、夕顔、末摘花を、求愛を拒み通した女性として秋好中宮、朝顔、玉鬘をそれぞれ取り上げており、それら同じ境遇に分類された女性らの共通点と相違点を考察しているのが面白かった。 たとえば、同じように源氏が誰よりも大切にし生涯愛していた理想の女君である藤壺と紫の上について、閉じた関係であり夢路で語る藤壺と、開いた関係で他の女君のことも語る相手である紫の上という対比。プライド高く、追い詰められ生霊となり死霊ともなり執着から逃れられない六条御息所と、帝の変わらぬ広い愛を選んだ朧月夜の対比。花散里と明石の君それぞれの光源氏との和歌のやり取りについて、歌の意味、どちらから贈っているか、その結果など。比較によりそれぞれに書き分けがわかる。一通り読んだが、今後、源氏物語の本編を読んでいく中で、該当する女君の話を読む際にまた参考にしたい。
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